2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『私の嫌いな探偵』#7

多分この話は「猫が好きな人に悪い人間はいない!」という探偵の宣言に対しての反駁みたいなものではないかな、ということを考えてしまうんですが、すごく正直、そもそも最初の猫(三毛猫)がどこに行ったという結論になったのかがわからない。 作中でよく似…

「地図物語 地図と写真でたどるあの日の日本橋-昭和26年から30年代の思い出と出会う」佐藤洋一/武揚堂編集部

あの日の日本橋―昭和25年から30年代の思い出と出会う (地図物語) 作者: 佐藤洋一,武揚堂編集部 出版社/メーカー: 武揚堂 発売日: 2007/09 メディア: 大型本 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る そもそも私、初期の東京市15区(明治11年からで結構…

『物質・材料工学と社会’11』#6 自動車1:燃焼システム

そもそもガソリンエンジンとディーゼルエンジンだと全く仕組みから違う、というのもなんとなくわからないでもないんですが(結構大変な措置があります、灯油を間違って入れた場合は通報レベルだそうで;)、まずガソリンと空気を混ぜたものを吸入して、圧縮…

「ちばの鉄道一世紀」白土貞夫

一応23区内ではありますが、山手線の外側なのでどっちかというと多摩寄りかな? という場所に住んでる人間にとっては千葉県って都心を挟んで東西の逆側ってイメージなんですが(なので多摩ニュータウンと千葉ニュータウンが並んでたのがなんとなく意味わか…

『徹底復元 天下一の江戸城』

この番組がひょこっと夕方の時間に放送していたんで、どういう趣旨の番組なのかという部分がよくわからずに録画していたんですが、あー、BSで放送している歴史番組の宣伝的な位置付けというか、実際にはその番組を作ったあとでそこに入りきらなかった裏方…

「地図で旅する東海道」今尾恵介

そもそも駅というのがかつて街道に設置されていた替え馬のある場所だとか、宿というのは旅人に向けて設置されていた宿場街だったとか(新宿も普通にそういう意味の地名)、最近は微妙に認知されているような気もするのだけれどまだ教養の部類か、なんとなく…

「死者のあやまち」エルキュール・ポアロ27、アガサ・クリスティ

死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,田村隆一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (16件) を見る 怒涛の推理作家・オリヴァ夫…

『私の嫌いな探偵』#6

正直私、この回が面白かったのかそうでないのかすごく困るんですが(毎回困るけど)、なんだろう、おじいさんが見付かって、その身体がよいしょ、と持ち上げられて、それが硬い音でごんっ、と響いたところはなんだろう、悲しかったなぁ。 あと、登場人物たち…

『東京人』2013年03月号「渋谷100年物語」

東京人 2013年 03月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/02/01 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る 私渋谷区民なんですが、この「渋谷」という土地がどの辺を差すかというと、という区内で作られた文章を読んでいると大抵が渋…

『物質・材料工学と社会’11』#5 エアコン、冷蔵庫

そもそも日本の電気消費のシェアを大きく占めるオフィスや家庭の電化製品のうち、大部分がエアコンと冷蔵庫である、ということが言われているそうなのですが(工場が電気消費がないというわけではなくてすでに省電力の取り組みを長いことしてきてるんだって…

「日本の私鉄7 京阪」カラーブックス・第1シリーズ、奥田行男/野村薫/諸河久

そもそも私、東海→関東民なのでほとんど京阪神(関西って言ったほうがいいのかな?)の私鉄ってピンと来ないものなんですが、それでも近鉄なんかは沿線の端でしたし、これの前に読んでた南海さんなどは非メインの大阪側から関西空港、など多少の見当くらいは…

『先人たちの底力 知恵泉』西郷流!こじれた人間関係解消法(後編

この回は薄らぼんやりと去年の大河『八重の桜』と、のちの西南戦争に関してのことを考えながら見てたんですが(なぜかというとすごく端的に、そこでの西郷隆盛が「不満は全部持っていく」と度々口にしていたからなんですよね)(あくまでもドラマだよもちろ…

「のんびりひたすら江戸五街道」佐藤清

国道20号線の側に住んでいて近隣の家は車に乗らないを通り越して玩具のようなものなので(近くの車はだいたいぴかぴかしてますw)、国道20号ではなくてあくまで「甲州街道」と呼んでいて、そこから江戸五街道、という表現にも興味を持ったのはそもそも…

「ヒッコリー・ロードの殺人」エルキュール・ポアロ26、アガサ・クリスティ

ヒッコリー・ロードの殺人 (クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,高橋豊 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 正直、ポアロ氏がミス・レモンを雇っているということに気付いたのも最近で…

『わたしの嫌いな探偵』#5

このドラマってそういえば原作付きの作品なんですが(忘れてたわけではないんです、ただわざわざ考えたりしなかっただけで)、そのせいなのかな? 「犯人が殺人を隠蔽しようとしているわけではない」部分での騙しのネタがちょこちょこと入ってくることがあっ…

『京浜急行80年史』京浜急行電鉄株式会社

昭和55年(1980年)の発刊で、『80年史』なのでええと大師電気鉄道が創業1898年、1899年の開業、で1879年が80年めでその1年後か。日本で初の標準軌、三番目で現存最古の電気鉄道、というか藤岡市助氏(日本の電気の父みたいな方)も…

『物質・材料工学と社会’11』#4 住宅のエネルギー設備

1997年から2007年までの間に、産業部門に関してはほぼ横這い、運輸14%民生35%増加。家庭のエネルギー事情が案外馬鹿にならないよね、というお話。 白熱灯はそろそろ終わりになりつつあって(どっちかというと願望っぽいけどw)、蛍光灯に変わ…

「中央線-カルチャー魔境の歩き方」ダ・ヴィンチ特別編集、G.B.

まああれなんですが、中央線のイメージと言われましたら個人的には新宿-東京で、よく止まるけどなんだかんだと使いますよっていう(山手線使うとか使わないとかあんまり考えたことがないですが次に「使って当然」なのがこの中央線っていうか)、そんなこと…

『先人たちの底力 知恵泉』西郷流!こじれた人間関係解消法(前編

正直この回に出てきた経営者の方がご自分の過去を話し出された時に「え、西郷隆盛の話じゃなくてこの人の話するの?」(前に見た回で経営者ならではの視点で語っていたのはともかく経験? と考えてしまったんですね)と考えてしまったんですが、現地で知り合…

「春の小川はなぜ消えたか 渋谷川にみる都市河川の歴史」フィールド・スタディ文庫6、田原光泰

春の小川はなぜ消えたか 渋谷川にみる都市河川の歴史 (フィールド・スタディ文庫6) 作者: 田原光泰,芳賀啓 出版社/メーカー: 之潮 発売日: 2011/05/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 12回 この商品を含むブログ (3件) を見る わりと長いこと渋…

「葬儀を終えて」エルキュール・ポアロ25、アガサ・クリスティ

葬儀を終えて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,加島祥造 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/11/11 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (18件) を見る とあるじいさまが些か唐突に亡くなり(死期は宣告さ…

『私の嫌いな探偵』#4

とりあえず犯人たちに言いたいことは「お嬢ちゃんにアリバイ用意させて関係が特に露見することもないだろう実行犯が普通に殺せばいいんじゃね?」というところが全てなのですが、それと、わざわざあれだけ大掛かりな密室を作っておきながら殺したことがわか…

「日本近代史」坂野潤治

日本近代史 (ちくま新書) 作者: 坂野潤治 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2012/03/05 メディア: 新書 購入: 7人 クリック: 116回 この商品を含むブログ (35件) を見る この一つ前にほぼ同じテーマの(まあこっちは幕末から扱ってるんですけども)『政友…

『物質・材料工学と社会’11』#3 住居、衣料

木を切った切り口を「木口面」、縦に切ったものを「まさ目面」、横に切ったものを「板目面」。木は方向によって性質が違う、縦方向の成長のほうが横方向よりも重要なので、横に切ることは縦に切ることよりも難しい。 内側から外側に向けてだんだん水分が多く…

「日本の私鉄9 南海」カラーブックス・第1シリーズ、南海電気鉄道車両部/井上広和

よくこの辺がごっちゃになるんですが、確か現存最古の私鉄で良かったですよねw ややこしいんですよ、関東最古の私鉄が東武とか、関東最古の電車が京急とか(でも名古屋と京都の市電なんでもうないってことになるのかな? あ、いや、これは現存最古って言い…

『NHKスペシャル 遷宮』#2 出雲大社~オオクニヌシの謎~

私の日本神話の知識ってのは非常に限られていて、大和系の神とそうでない、出雲系の神って言うのかな?(出雲神話とは聞きますが) まあ非大和系の神々がいて、この非大和系の神の代表格がこのオオクニヌシで、これがウサギが皮剥がれて転がってたら薬塗って…

『東京電燈株式会社開業50年史』東京電灯株式会社

東京電燈というのは(タイトルを本に記述されていた旧字、著者名を図書館などに登録されている新字で表記してみました)、非常に大雑把に戦時統制である“日本発送電”を間に挟んでの今の東京電力の前身の前身。 (この社史の中にも東京電力って出てくるんです…

「マギンティ夫人は死んだ」エルキュール・ポアロ24、アガサ・クリスティ

マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,田村隆一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (16件) を見る ポアロさんが扱うに…