2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『マリン・マシーン』#13 基地

基本的にこの回では「海中生活都市」の構想が語られていたんですが、そもそも私たちは長時間の潜水、ダイビングを行うと身体の中の血液に窒素が溜まり、急激に上昇することで窒素が気泡となり血管を詰まらせてしまうとさんざん説明されてきたのですが。 現時…

『東京人』2002年05月号「デパートを楽しむ57の方法」

京王沿線で要するに新宿最寄りの(まあ渋谷にも出れるけど)人間ですもので、2012年の3月に閉店した三越とか、「東急ハンズに通り抜けされるだけの高島屋」とか、まあまあ伊勢丹は好調らしいですけどなにしろ遠いし高いのでもっぱら行くのはルミネくら…

『都市環境デザイン論’10』#14 マスターアーキテクト・マスタープランナー

パリの歴史を見ていても都市構築の文章を見ていても時々名前を聞くジョルジュ・オスマン氏なんですが、この方が知事をやっていたのが1853年~1870年まで、というところまでを確認してみて、あ、セーヌ県のなのか?! とちょっとびっくり。 今とは行…

『マリン・マシーン』#12 戦争

戦争そのものというより、まあ概ね新兵器や組織の案内だったのですが。 というか、どんなにアメリカが物量作戦でやってきても(ゴジラかなんかと戦うつもりなのか一体?)、最終的にイギリスのトライトン(三胴実験船トライトン−GoogleEarth)が…

『マリン・マシーン』#11 掘削

スコットランドはグラスコー川の“ウォーター・ウィッチ”の可愛らしさと(見た目っていうかコンセプト)、アメリカは東海岸の、、、どこだっけ? “J・P・ボアソー”の大味具合が(でも自力で歩くんだよ!)最高潮ではないかと思うんですが。 基本的にアレで…

『マリン・マシーン』#10 ハリウッド

別にハリウッドだけに限定された話というわけでもなかったみたいなんですが、水中撮影がそもそもお金の掛かるもの、という大前提があるもので、どうしてもハリウッドがメインにならざるを得ないってところなんでしょうか。 まあ、それでも海洋学者さんが水中…

「百貨店がなくなる日」渡辺一雄

この人の小説を読んで、多分ノン・フィクションのほうが面白いなと思ったがやっぱりこちらのほうが良かったと思う(正直小説だとクドいんだよね、逆に状況が錯綜してる部分に関してはさらっと説明していたのでなんか惜しかったw)、百貨店の状況に関しての…

『マリン・マシーン』#9 ウェポン

ところでイギリス軍は一体なんでまた第二次世界大戦のあとに、まあ、そこを責めてるわけじゃないんですが自分とこの近海に兵器捨てたりしてたんですか。関係ないところというのなら(感心はしませんが)まだわからないでもないんですが。あと、アメリカ軍は…

「江戸東京・街の履歴書1−番町・九段・麹町あたり」班目文雄

シリーズの1冊目で前に新宿とか四谷辺りの本(「新宿西口・東口・四谷あたり」でサブタイトルですw)を読んだ時は結構面白かったんですが、ていうか他の巻が「銀座・有楽町・築地あたり」と「浅草・上野・谷中あたり」ってなんか最初だけやけに地味じゃな…

「歴史でめぐる鉄道全路線路線別地図帳 No.1 関東I」朝日オリジナル

歴史でめぐる鉄道全路線路線別地図帳 no.1 関東 1 (朝日オリジナル)出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2011/11/18メディア: ムックこの商品を含むブログを見る関東がこのシリーズのNo.3にも存在しているのでJR線かな? と思っていたのですがどうも大雑…

『マリン・マシーン』#8 レスキュー

荒海に飛び出して行く専用の救助船はなんでも時速55km、転覆しても8秒で起き上がり、水に濡れることもない特別な服を身に着けた隊員たちはフックで身体の一部を船に括りつけていてたとえ転覆しても大丈夫なのだという、アメリカの沿岸救助隊(所属どこ…

『マリン・マシーン』#7 ダイビング

単純に器を引っくり返して空気を溜めることをどうも“ダイビング・ベル”と呼ぶようなのですが(実際にやったのか、説明のためなのか、ホントに鐘のイラストでしたが)、そこにポンプで空気を送り込んだのがその次段階。 そしてボンベに圧縮された空気を吸うよ…

『マリン・マシーン』#6 パワー

まあ要するに「自然のエネルギーは無限で無料で利用できるけど、それを取り出すには莫大な設備と大変な維持が必要なんだよね」でほとんど全てが説明できるのではないかしら、と思うんですが、カナダでは最大の干潮の差16mを利用したダムによる水力発電。 …

「電力人物誌−電力産業を育てた十三人」満田孝

技術ってなんとなく明治になってから欧米からばーっと入ってきたんだよ、という印象がありまして、実際そういう産業もあるにはあるものの、電気なんてのは日本に入ってきたのと実用に耐えるようになったというのはそんなに時代が離れてないというか「輸入だ…

「物語 近現代ギリシャの歴史−独立戦争からユーロ危機まで」村田奈々子

そもそもギリシャ人とはなんぞや、というのに近い問答はどこぞの中東辺りでも見た気はするのですが、少なくともここに出てくる「ギリシャ人」たちにオスマン帝国からの独立の頃に果たしてその自覚があったかというと疑わしく、彼らにあったのは“正教徒”とい…

『死者の謎掛け』#9 法廷のフロンティア

「死体農場」とそこから巣立っていき、派生していく様々な学問や捜査官や技術、という回だと思うのですが。豚って死んでも腐敗してもそんな見苦しくないんですね。。。 むしろ、人間だけなんであそこまで醜くなってしまうんだかが不思議なのか。 死体に集る…

『死者の謎掛け』#8 見えない人々

ブラジルの熱帯雨林には先住民族がかつて数多くいて、今は保護区となり、自分たちが「文明化」させようとして伝染病や争いやらを持ち込んでしまった結果。その中でもっとも勇敢で良心的なのであろう保護官は40年もの間、苦悩を抱えておられるわけですが。 …

『死者の謎掛け』#7 死体の伝記

あちらの言葉で「ボディ・ファーム」、邦訳しての「死体農場」という言葉ほどのインパクトはないような気もしますが、不謹慎と怒られるかもしれませんけど、なんかこう、建設的な印象が出てくるような気もするんですよね(>関係記事)。 自分が、果実として…

『死者の謎掛け』#6 殺人現場クリーニング

世界規模で言うとその時点で推定1億、60人に一個。 この間まで内戦が行なわれていた、#5でも扱われていたボスニアとなると、えーと、人口比どのくらいでしたっけ、、、現在、カナダの企業の主導で(どうもカナダは熱心らしいですね)(>地雷問題)内戦…

『死者の謎掛け』#5 野蛮な証拠

スレブレニツァ−Wikipedia 「スレブレニツァ July 1995」の文字が時折、戦争未亡人らの手によって見られるわけですが、1995年7月13日、ボスニア内戦の最中、番組内で“ムスリム人”と呼ばれていた人種(アラブ系って取ればいいのかな、モスク…

『東京人』2007年03月号「江戸吉原」

吉原という江戸に存在した花街のこと自体は知らない人もいないと思うのですが、元は日本橋のところにありまして(なんでも申請から15年ほど掛かったそうですよ)、それがふと気付いたら居住地域そのものが拡張してしまって街のど真ん中に。 さすがに都合が…

『死者の謎掛け』#4 ドラキュラ発見

ブラム・ストーカー−Wikipedia なにが問題ってどうも私のほうが詳しいらしい、ということが一番なのではないのかと思うのですが。映画版とルーマニア以外に関してはほぼ既知のことで、死体の膨張(ガスの放出の瞬間の「叫び声」だけは知りませんで…

『鉄道ジャーナル』2010年8月号「関東・関西 移り変わる通勤事情」

どっちかというと首都圏の交通事情そのものに興味があるので、そういう面を期待して手に取ったものの、うーん、そういう意味での興味だと関西のほうが面白かったというか、千葉の房総半島に長編成が走るようになったとか、京葉線に新型車両が、という話なん…

『死者の謎掛け』#3 失われた都市

アンコール・ワット−Wikipedia 「宮殿キレイだけどでかすぎるよね!」と地元の若者たちが言い。 周辺の老人は巨人の頭蓋骨を見つけたんだよ(しかしよく考えたら人間のものとは限らんわけですが)、と語るわけですが、さていざ遺跡を見てみると「確…

「仕手社員-銀座デパート戦争」渡辺一雄

正直申し上げてこの人だともうちょっとドキュメンタリー色が強い話が読みたいなぁ(ノンフィクションでなくてもいいんですけどね)、と思わないでもないんですが、アクが強い内容のわりにそこそこさくっと読めて、まあまあ悪い内容でもないんじゃないでしょ…

「未知の国スペイン−バスク・カタルーニャ・ガリシアの歴史と文化」大泉陽一

バスクは山の民、ローマ人よりも古くからここにいるんだよ(実際そうみたい、ローマの到来そんなに昔じゃないしね、せいぜい紀元前ちょっと)、というところまでははっきりしてるものの、どうもそれ以上のことがよくわからず、かつてナヴァールという国に属…

「関東大震災を歩く: 現代に生きる災害の記憶」武村雅之

大雑把に山手線の外側、23区外の西側に住んでいるので、私の家の近く、というと寺院が移転して来た話(ところでもう誰が移転を決めたのかが曖昧になってるんですね、住職さん同士の関係と東京市の推奨の分しか判明してなかったようなw)とか、震災後のデ…

『死者の謎掛け』#2 処刑島

南の島ですっかり仲良くなったじいちゃん二人が「ヘイヘイヘーイw」という内容になってしまったのは、まあ、ちょっと否定しにくいものはないでもないんですが(そういうレビューが付いてましてね)。とりあえずまずなにに驚くべきかというと。 今もDNA鑑定…

「江戸・東京を造った人々(1 都市のプランナーたち」『東京人』編集室

そもそも江戸という地名は一体いつからどうして使われたのか、という話や、江戸城で地味に知られている太田道灌。まあさすがに誰でも心当たりのある徳川幕府がこの地にどのようにしてやってきたのだとか、正直庶民が来たがらなかったのでなんとか呼び寄せよ…

「B1デパート物語」吉田菊次郎

そもそも今は百貨店の食料品売り場のことを「デパ地下」と呼ぶくらいの定番になっていて、実際国内のほとんどの百貨店ですと(地方百貨店だと違うこともありそうな気もするんですが、結構フリーダムな展開してるよね)事実上地下1階になっていることが多く…