2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『私の嫌いな探偵』#3

とりあえずイカを祭った神社というのが出てきてイカが祭られた祠と、逆向きにイカが祭られた祠が出てきた時点で「あー、これがトリックになるのかな」と思ったのですが、こんだけ立地がはっきりしてると難しいような、と思ってたら、ああ、そっか…、騙された…

「空港のとなり町 羽田」宮田登

羽田っていうともう「空港の町」以外の認識がないというか、その地名があくまでも元漁村のものである、というところからピンとこないのではないかという気もするのですが、この本の中にも時々出てきていた私鉄の京急沿線の人にとっては少し違う印象なんじゃ…

『物質・材料工学と社会’11』#2 橋梁、船舶、プラント

まず19世紀イギリスのブリスタム橋(イギリスではチャーチルの次くらいに人気ある建築家の計画だってー)、橋梁建築の原点なので、その道の人は皆訪れるそうですよ。 おおお、吊り橋の形ってアーチを逆さまにしたものなのか! (アーチは円形に力が拡散さ…

「日本の私鉄 近鉄2」カラーブックス・第3シリーズ、諸河久/山辺誠

もともと私、名古屋から近くの、多分これ一番近い車庫なんじゃないのかな?(調べ方によっては駅わかると思いますw) のおかげでそれほど乗降客数があるわけでもないんだけど、ちょっとだけ優等が止まる駅に住んでいたんですが。 大雑把に併走してるJRは…

『NHKスペシャル 遷宮』#1 伊勢神宮~アマテラスの謎~

去年は伊勢神宮の「式年遷宮」という20年に一度の建て替え住み替え作業でーす、というのをよくテレビなどでも見ていた結果、なんとなく今年の初詣とか多くなったんじゃないのかな、ということを考えていないでもなかったんですが(本屋の日本神話の本は微…

『鉄道ファン』2012年12月号「特集 東京駅(中央停車場)」

2014年で100周年、でいいんだよね(大正3年開業)、大正13年の関東大震災は持ち堪えたものの、東京大空襲にて被災し、もともとのドーム型の屋根から三角屋根へと改修され、その後、約半世紀ほどを経て、なんでだっけ…、まあいろいろレトロブームと…

「満潮に乗って」エルキュール・ポアロ23、アガサ・クリスティ

満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,恩地三保子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2004/06/14 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (13件) を見る まともな人はまあいないでもないんですが「いい人…

『私の嫌いな探偵』#2

女の子が転落死したと思ったらその彼氏が疑われて、でも彼はその時間内に先輩と一緒に映画を見ていたものの、なんでか知らないけど気付いたらその先輩が風呂場で死んでいて部屋の中は全て鍵が掛かっていて自分しかいなかった、わりと客観的に見ても自分ピン…

「都市が滅ぼした川-多摩川の自然史」加藤辿

東京23区の西側、私鉄の新宿寄りに住んでいて川というと「どぶ川」「暗渠」と「中央線沿いの緑色をしたお堀」というくらいの印象しかない世代の人間で、この本が出版された1973年よりはそれでもあとなので、いつの頃からかお堀の中にドーナツのような…

『物質・材料工学と社会’11』#1 現代社会と物質、材料工学

技術が科学に裏打ちされるようになったのはつい最近、19世紀くらいからの話、ということはつまり産業革命の辺りってことかな? まず「技術」というものを考えるとそもそも人類の歴史は材料によって区分されてきた。 人類最古の職人は金属職人だ、という説…

「日本の私鉄 近鉄1」カラーブックス・第3シリーズ、諸河久/杉谷広規

このシリーズって今も動いているのかな? この本自体は3番目に刊行された本で基本的に近鉄は3回とも出ているのですが(京成が第2シリーズで刊行されなくて第3に入った、あと第3は大きなところくらい)、そもそも最初のシリーズの時点で2冊めが追加で刊…

『美の巨人たち』ウィリアム・モリス「レッド・ハウス」

アーツアンドクラフツとモリス商会は確か産業革命と連動した人間性の回帰として語られていたような記憶なんですが、この回で出てきた「世界一美しい家」レッド・ハウスや各人の人生までは知らなかったもので、いささか変わった学生の集団として出会いと、そ…

『東京人』2013年02月号「江戸の理系は世界水準」

東京人 2007年 03月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2007/02/03 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (5件) を見る 個人的にこの特集で物足りなかったのはあくまでも江戸の技術力が明治の急速な近代化に対応した部分までで話が終わってしまっ…

『私の嫌いな探偵』#1

なんでこの番組を見始めたのかというと、すごく端的に剛力彩芽さんって気になるんですよね。ちょっと特徴的な目をしていて、確かにまあ好みは別れるかなぁ、という気もするんですが、いささか特徴的な番組だろうが一切演技に手を抜かず(まあアニメの実写化…

『探検バクモン』ニッポンイチ!超巨大図書館 激動の昭和史編

昭和8年という年がなんで選ばれたのかをちょっと聞き逃してしまったんですが(なんでだか爆笑問題の生まれた年だと思って聞いてたけど、そんなわけないよ、しっかりしろ私ww)、田中さんの生まれた中央線の中野駅の次は吉祥寺駅だし、周囲はまだまだ畑だ…

『環境工学’13』#15 問題解決型から着地点誘導型へ

この回で総決算をしていたのだと思うんですが、個人的にはアマモ(海岸再生のまず第一歩、海藻が増えないと他の生き物が戻りませんが弱い)の増減に気が取られすぎて「死ぬなアマモおおおおお!!」と叫んでいてすみませんでした、ちょっと感情移入しやすく…

「都電-60年の生涯」東京都交通局

んーと、都電の荒川線のみを残しての全面撤廃が1970年代だから1910年くらいを想定してるってことは、ああ、やっぱり“東京市電気局”の発足からか、この年数を見て人間の寿命よりも短い、という表現をしていることもありますが、最盛期や、そうでなく…

『探検バクモン』ニッポンイチ!超巨大図書館 大衆文化編

まあ最近は大学図書館でも公開されているところも増えたようなんですが(昔からあったんだとは思うんだけど、そのことが近隣の人にしか知らされてなかったりはするしね)、かつて一般の身分だと学術論文は国会図書館くらいでしか見られなかったんで、一時期…

『環境工学’13』#14 安全が確保される社会(2 化学物質のリスク管理

ものすごく大雑把に言えば現代社会において化学物質は切って切り離せないものであって、いくらでもありなにをどこまで減らせばいいのか、ということはむしろ素人が真っ先に考えそうなことなんですが、それに対しての数値モデルがこの回の内容なんだろうね。 …

「首都高速の謎」清水草一

首都高速の謎 (扶桑社新書) 作者: 清水草一 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2011/03/01 メディア: 新書 クリック: 5回 この商品を含むブログ (4件) を見る 首都高速4号線、だいたい根元の付近に住んでおりまして、文章の中でも自分の住む地名や近隣が出て…

「ホロー荘の殺人」エルキュール・ポアロ22、アガサ・クリスティ

ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,中村能三 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (23件) を見る 犯人が誰かということも、そ…

『美の壺』選・なつかしの商店建築

商店建築の中で関東大震災(大正12年)ののちに一時的に隆盛したんだよー、という和風建築の表側、店の正面だけに西洋建築を模した看板のような前面を配した「看板建築」というちょっと独特の建築様式の番組だったんですが。 (言葉で表現するのが難しいん…

『環境工学’13』#13 安全が確保される社会(1 化学物質の環境リスク評価

とりあえず身の回りの化学物質について語る回だったんですが、すみません、ダイオキシンって最近聞かないなー、と思ってたらPCBって要するにダイオキシンだったのか…(というより正確にはPBCの中で一番毒性が強いのがダイオキシンなんだって)。 PC…

「都庁-もうひとつの政府」佐々木信夫

この本が1991年の発行で、ええと、前都知事の石原さんが都知事になったのが1999年か…なんか思ったより最近、てわけでもないんですよね、正直前都知事以前もばっちり記憶にあるのにちょっと印象が深すぎるw 多分この手の本も一旦出し直しを迫られた…

『探検バクモン』北海に眠る黒ダイヤ

黒ダイヤってのがそもそもなにを指すのか見るまでわからなかったんですが、あー、石炭か、そういやそう呼んでましたね!(近代史やってるのに不覚w) 北海道の釧路にあるという釧路コールマインという炭鉱、最近環境負荷が少ない技術がいろいろ出てきて見直…

『環境工学’13』#12 自然共生社会(2 生態系・生物多様性の持続的利用と保全

この回は人工の池を作り(企業が敷地を一部貸与してくれた土地らしいんですが)、そこに「とんぼを誘致しまして」と言ってらした方の言い回しが面白くてずっと笑ってたんですが、失礼しました、あれ本当にわざわざ連れて来たわけでもなくて外部の環境を整え…

「鉄道ライバル物語 関東VS関西」マイロネBOOKS、三好好三

鉄道ライバル物語 関東VS関西 (マイロネBOOKS) 作者: 三好好三 出版社/メーカー: JTB 発売日: 2002/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ところで表紙の4つの電車前面ってこれなんでしょうね? 阪急と京王と、えーと、東海道線でいいの…

「五匹の子豚」エルキュール・ポアロ21、アガサ・クリスティ

五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,桑原千恵子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/12 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (31件) を見る 16年前の毒殺事件の犯人が誰…

『探検バクモン』東京銭湯パラダイス 極楽の湯

ところで正直申し上げて背中を洗う「三助さん」が生き残っていたということにびっくりしてしまったんですが、マッサージの一種とか垢すりみたいなものだと考えると400円ってのもそこまで高いってものでもないのかなぁ? ちょっとわからないんですが。 あ…

『環境工学’13』#11 自然共生社会(1 生態系サービスの考え方と自然共生社会

この回で出てきた「生態系サービス」とはなんぞや? というのがずっと気になっていたんですが、ああ、いわゆる“自然の恵み”を概念にしたのか、内実は供給サービス、調節サービス、そして文化サービス(バイオミミクリー)と別れるんですが、若干こう表現する…