2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「死者の季節(上」デヴィッド・ヒューソン

とりあえずこう、主人公であるニック・コスタ(ローマ市警の若手)が、重い出来事に遭遇した後の2作めを先に読んでしまったのでもう少し堅いイメージだったんですが(なのでちょっと紋切り型の登場人物とバランスちぐはぐだったっつーか)。 なんだ、ニック…

『知られざる動物たちの隠れ家』#4 ヨルダン川:水辺の光景

大地溝帯−Wikipedia 中東の地、ヨルダン川はまずフラ湖に流れ込み、水量をだいぶ減らしてガリラヤ湖に、そして塩分の濃い非常に低い標高にある“死海”へ。この地域はどっちかというとイスラエル、キリスト教の『旧約聖書』、ユダヤ教の生まれた土地…

『知られざる動物たちの隠れ家』#3 インド:カワウソの楽園

“Incredible !ndia|Sights of India|野生保護区” とりあえず、小さなカワウソが数を頼みにしているとはいえ、ワニの仲間を追い払ってしまうとか(象には叶わないけど彼らは史上最大の草食獣だしな)、「コーベックはトラの保護区」です、という説明があっ…

『知られざる動物たちの隠れ家』#2 オーストラリア:ディンゴの島

フレーザー島−Wikipedia 世界最大の砂で出来ているのだという島で、島の主はディンゴ、というか、非常に短命の野生化した馬を除くと(砂を食べて暮らしているとのことなんですが目的は藻かな? でも当然体内に塩を溜め込むことになるよなぁ;)他に…

『病の起源』#3 腰痛〜それは二足歩行の宿命か?〜

腰痛−Wikipedia まあ要するに一言でこの番組をまとめてしまうと「歩こうね」ということになるのではないかと思うんですが、とりあえず、人間が四足から二足歩行に進化した時に、しなやかに動く柔らかい腰を手に入れ、それがなかったら腰痛はありえ…

『病の起源』#2 骨と皮膚の病〜それは“出アフリカ”に始まった〜

脚気−Wikipedia 現在31歳の私が高校生の頃ではなかったかと思うんですが、オーストラリアの皮膚がん、その他の皮膚疾患の増加を受けて日本で「日に当たらないようにしましょう」という呼び掛けが盛んに行なわれていた記憶があるんですが、最初に…

『病の起源』#1 睡眠時無呼吸症〜石器が生んだ病〜

睡眠時無呼吸症候群−Wikipedia 病気の番組というのはちょっと興味があったんですがなぜかそれがわりと最近話題になったばかりの“睡眠時無呼吸症”ということもあって、どうかなぁ、と思っていたんですが、石器の発達と共に食べ物を噛む必要性がなく…

『野生の楽園』#24 失われた世界:ベネズエラ・古代のテピュイ

ロライマ山−Wikipedia 1884年にイム・ターン氏によって登頂が成功するまで、ずっと地上から見えてはいても未開の地であったという“テピュイ”の地、ブラジル・ベネズエラ・ガイアナと三つの国境の交錯地が頂上の一点である、という不思議な土地…

『野生の楽園』#22 ビッグ・サー:カリフォルニアの大自然

カリフォルニアコンドル−Wikipedia アメリカ西海岸に150キロも続くのだという海岸線“ビッグ・サー”。 深ーい海峡と寒流が合わさったために非常に豊富な魚介類が存在し、その恵みにあやかろうとなんでも100万羽、130種くらいの鳥がいるそう…

『美の巨人たち』東山魁夷「残照」(日本)

東山魁夷−Wikipedia (1908.07/08−1999.05/06) 母上は静けさと荒さの融合、ということに大いに頷いていたわけですが、個人的にあんまり目が良くない(そして昔は無茶苦茶目が良かったんですが)、山が日常的に前面に立ちふさ…

『野生の楽園』#21 バンダウガル:インド・トラの聖地

トラ−Wikipedia 中央アジアに位置し昔は王国、今はベンガルトラが納めるのだというバンダウガル。 この番組では珍しく、その地のヒンドゥー教の寺院にたった一人残った僧侶の方が紹介されていたのですが(一年一回の祭典のためにおられるのかな?)…

『野生の楽園』#20 グレーシャー:アラスカ、大自然の海岸

アラスカ州−Wikipedia 見ながら書いたメモ一覧がハクトウワシで始まってハクトウワシで終わってるww アラスカはアメリカの飛び地、カナダの北東の地、元はロシアの領地(ソ連だったっけか?)、地下資源はあるものの、それ以前はラッコくらいしか…

『野生の楽園』#19 タスマニア:原始の楽園

タスマニアデビル−Wikipedia 正直、いろんな肉食獣や猛禽類を見てきたんですが、、、まさにタスマニアデビルの名前に相応しい、子どもの頃は可愛いながら20頭生んだ子どもは数頭しか生き残らず(メスも生存競争に残ったんだよね、あれ;)、育っ…

『食彩の王国』#224 よもぎ

ヨモギ−Wikipedia よもぎって日本以外でも食べるのかしら? と思ったんですが、韓国の“よもぎ蒸し”ってマッサージっぽいなー(中国や韓国では食べててもあんまり違和感ないですが、下手すると日本から逆輸入w)。わりとアクの強く、食べられるもの…

「悪名高き皇帝たち(2」ローマ人の物語18、塩野七生

馬鹿だった、と言い切ってしまうには人間としての一線は越えていないように思いますし(いやまあ、皇帝としての一線はぶっち切っていたとは思いますが)、しかし、塩野さんが言うように「頭が悪くなかった」とも思いにくいんですよね。 ちゅーか、シンプルな…

『野生の楽園』#17 イエローストーン:アメリカの聖地

イエローストーン国立公園−Wikipedia 1857年に国立公園として制定された時点で、彼らが守ろうとしていたのはあくまで“自然環境”だったらしく(間欠泉とかガラスと黄色い石で出来た川とか)。とりあえず、捕食動物であるオオカミとピューマを“悪…

日曜フォーラム「アフリカの発展とアジアの成長経験」

緒方貞子さんを司会にして、アフリカ開発銀行グループ総裁、タンザニア、エチオピアからは国の現在のトップ、モザンビークからは前大統領が、というようなフォーラム、というよりシンポジウムですかね?(その区分がいまいちわかってません!) 三国は基本的…

『The世界遺産』アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群 (エジプト)

ヌビア遺跡−Wikipedia ちょ、アスワン・ハイ・ダムってスエズ危機(第二次中東戦争とも呼ばれてるようです、仏英を中心にして考えるとこの呼び方なんでしょうね)(いい意味合いじゃなくて、仏英がイスラエルを巻き込んで引き起こしたという意味で…

『仕事学のすすめ』安藤忠雄「自ら仕事を創造せよ」#4 仕事は一人では出来ない

現在安藤さんの仕事の7割が海外、と聞いて、ああ、新進気鋭の方だとわりとよくあるパターン…と思ったらよく考えたらキャリアは日本で積んでるはず、と思ったら万国博覧会だったのですか、1992年のスペイン南部アンダルシア州のセルビア万博で日本館を作…

『仕事学のすすめ』安藤忠雄「自ら仕事を創造せよ」#3 人間関係が仕事をつくる

もともと表参道ヒルズの全面螺旋状構造が気になってまして、いくら坂になっているからといってどうしてあんな造りにしたのかなぁ、ということが知りたくて見ていたのですが、どうもそっちは安藤さんにとってあんまり重要ではないのかなw この回で語られてい…

『仕事学のすすめ』安藤忠雄「自ら仕事を創造せよ」#2 自分に投資せよ

とりあえず建築家にはなりたかったものの、家庭の事情で大学には進めず、「そうしたら、そこで建築家は諦めてしまいませんか?」と聞かれていたんですが、この場合はさすがにもっともじゃないかと思います、なんというか専門性が強すぎる職業だという印象が…

『仕事学のすすめ』安藤忠雄「自ら仕事を創造せよ」#1 思いの強さが人を動かす

番組紹介のところに“表参道ヒルズ”の建築家とあったので楽しみにしていたのですが、ええあれ、地下3階から地上3階までがスロープで延々と連なって全ての階が吹き抜けになっているというかなり特殊な構造になってまして、どういう立場でかは内緒ですが、あ…

「地図で見る新宿区の移り変わり 四谷編」東京都新宿区教育委員会

ええと、昭和58年の発行でとりあえず615p、サイズはA5ですかねこれ、普通のカバンでは入りませんので図書館などに頼む場合は(東京近郊だとあるんじゃないでしょうか所蔵、正直この貴重な本はどう考えても処分されないと思うw)、若干気を付けまし…

『ブラタモリ』SEASON3 #17 新宿〜新都心編〜(新宿後編)「歌舞伎町」誕生と「東京都庁」の秘密

前回京王線が出てきまして、今回は京王プラザホテルだね! ということで楽しみに見ていたんですが(ええ楽しかったです、だがもう少し早ければもう少し早ければ)、なんか京王関係ってあんまり人出して来ないんだな、という印象。 いや、いないわけではない…

「震災と鉄道」原武史

2011年10月30日の刊行で、要するに3月11日の「東日本大震災」を中心に語り始めて、どういうわけかリニアは危険! 原子力と同じ!! という論調にて終わった気がする、個人的にはナショナリズムか危険かどっちかで済ませ、それと停車駅が少なすぎ…

『野生の楽園』#16 アナマライ:インド、ゾウの山

アジアゾウ−Wikipedia えーと“インドゾウ”と呼ぶのかと思ったんですが(ごめんなさい、インドだから、という理由です!)、インドゾウはアジアゾウの亜種? 違うのか同じなのかが正直さっぱりわかりません、混血可能で遺伝的な特徴が違う場合?? …

「悪名高き皇帝たち(1」ローマ人の物語17、塩野七生

“カエサルの章”の些か行き過ぎたカエサル贔屓は受け入れられるかどうかで大きく印象が変わってくるのではないかなぁ、と思うのですが、この巻に見られる二代皇帝(と呼ばれることすら嫌がりそうだw)ティベリウスへの擁護はよくわかりましたとも。 うん、日…

「懐かしの都電−41路線を歩く」石堂秀夫

そこまできっぱりと別れてるわけでもないんですが、基本的に都電の本に関しては主に戦前の“東京市電”時代と主に戦後の都電と呼ばれるようになってから(実際には厳密ではないんですが、都電という名前になったのは終戦ちょっと前)の本とになんとなく別れて…

TVシンポジウム「海から暮らしを支える〜内航海運の可能性〜」

内航海運というのは大雑把に国内運輸の船バージョンということのようなのですが、今の輸送シェアの7割くらいがトラック。船舶はわずか10%ちょっと、鉄道はもっと少なくて10%にも満たないような配分のようなのですが。 エネルギー効率的にはトラックが…

「パクス・ロマーナ(下」ローマ人の物語16、塩野七生

なんというのかこう、人としてあんまり言っちゃいけないことのような気もしないでもないんですが(でも為政者だしなぁ、まあ我々のものではないですが)(個人的に責任を負う者はある程度は「無責任な批評」に耐えるべきだと思っています、ある程度ですけど…