『The世界遺産』アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群 (エジプト)

ヌビア遺跡−Wikipedia


ちょ、アスワン・ハイ・ダムってスエズ危機(第二次中東戦争とも呼ばれてるようです、仏英を中心にして考えるとこの呼び方なんでしょうね)(いい意味合いじゃなくて、仏英がイスラエルを巻き込んで引き起こしたという意味で)のきっかけになってたんじゃ?
と思ったんですが、ああ、この危機のほうが時代が古いのかー。
基本的にはアスワン・ハイ・ダムの建築に際してアブ・シンベル神殿、フィラエ神殿、カラブシャ神殿(Wiki参照)等々、他にスフィンクスなんてのも話に出てきていたと思っていたんですが、これらの遺跡が水没する可能性が示唆され。
これを受け、ユネスコが“ヌビア水没遺跡救済キャンペーン”を展開。
60カ国が協力しての解体、移転をしたのだとのことで、遺跡にはよくよく見ると継ぎ目があるそうな。エジプトの遺跡ってのは正直、それなりに日本でも知られているとは思うんですが、主にこの回に出てきたのはラムセス2世、自分を太陽と呼び、神と自分を同列に並べた石像なども作っているというなかなかすごい御仁。
(でも、それが自称だけでなくてもっとも偉大なファラオとされているんですよ。)


ただ、“カデシュの戦い”などが紹介されていたのですが、ヒッタイト側の資料がほとんどなくエジプト側の「圧勝」という記述が鵜呑みにされていたというのは怪しいかも、とも、歴史って現在進行形で進行していく学問だなぁとつくづく。
この件がきっかけとなって≪世界遺産≫の概念が芽生え、1979年に文化遺産として登録されたそうなのですが、ひょっとしなくても世界遺産第一号?