「国宝(8」工芸品III刀剣、文化庁監修

『国宝(8』の工芸品IIIの1984年刊行の朝日新聞社の本? なんて言うんだろうねこれ、いわゆる教科書サイズの倍みたいな感じの、うーん、ハードカバーなのかそれとも図書館のほうで補強修復されているのか(なにもかも曖昧すぎる)。
ちなみにアマゾンのデータでは1988年となってましたが、別の物かもしれないんですが気にしないことにします!! 少しは増えてる可能性はあるかもなぁ。
確か前に聞いた時点では国宝の場合は移動する時に報告が必要なんですよね?
重文以上だっけか、そこまでは覚えてないけど、巻末の解説のところに所有者の記載があるんですが、国「東京国立博物館」が多分圧倒的、同じく国の京都国立博物館所蔵が1点、地方の美術館博物館がぽちぽち、有名神社があれやこれやと出てきて、意外と多かったのが個人蔵だったんですが、私が住んでいる住所のすぐ側が結構な数あって苦笑いw
あれですね、東京西側の甲州街道沿いなんですが、ここって関東大震災の時に居住者が来てその後諸事情であまり空襲に遭わなかったんだよね(ざっくり言ってしまうと戦後に供出させる目的で残された地域ね、下町のほうを重点的に焼き払っていたんだってさ)。

で、巻頭から少し良い印刷で刀身写真、拵えは本当に重要なものしか載っていなかったんですが、ざっくり古代の神剣くらいしかなかったなぁ。
刀身に関してはそれなりに地域も時代も別れていて、とはいえ、確か「古刀」からしかまだ国宝って出てないんだよね。口調からするとそのうちそれも変化するのかもしれない、という感じではあったんですが。
個人的には白黒写真で「刃紋」が見えるようになったのが嬉しかったですかも、結構地肌が荒れてる刀が多いのは手入れのせいなのか鉄のせいなのか、鎌倉中期が綺麗なのね。