『マリン・マシーン』#4 スピード

現在のほとんどの漁船、運航船(客船、軍艦、要するにオールラウンド)の主流であるという“排水型”というのがよくわからなかったんですが、要するにその使用エネルギーの大部分を「水の抵抗」に対して使っているのだという理解でいいんでしょうか。
なにせ密度が空気の700倍ほどある上に、スピードを上げた場合の抵抗値って二乗で増えるんじゃなかったでしたっけ。喫水が多ければ多いほど、ほとんどそっちに持っていかれそうですね、確かに、大型船がゆっくり動くわけだ(抵抗さえ弱ければどんなに重量があっても進むのにはそんなに燃料変わらないし、むしろローコスト)(密度が濃いってことは浮かぶのは簡単ってことだし)。


で、船舶のスピード勝負となると基本的にどれだけ喫水する、もしくは水中に接する部分を減らせるか、ということになるそうですが、そうなると当然のことながらコントロールが難しくなるようで。モーターボートの舳先を上げてるのも格好付けじゃなくて実用的な意味合いだったんですねぇ(バイクは障害物を避けるためでしたっけ)。
着水部分が少なければ少ないほどスピードは上げやすくなり。
スピードが速ければ速いほど一瞬のミスが命取りにもなりかねない、と、基本的にスピード船舶は素人の遊びにはなりえないそうです、あー、確かに、夫婦ともども衝突して腕と鎖骨を折ってもレースを続け2位入選、病院から戻ってきて表彰台に立てるのは根性がどうとかそんな問題越えてますな。骨折って気絶するんじゃなかったっけ。
そしてロシアが開発していたのが「水上すれすれを飛ぶ船」だそうです、飛行機じゃなくて? と思われるかもしれませんが、“地面効果”という海鳥が使っている法則があるそうなのですが当然これだと危険も少ない、ただ軍用には向かなかったらしいなw