『知られざる大英博物館』第3集 日本 巨大古墳の謎

とりあえず大雑把に「なんで鍵穴の形してんの?」と母親も聞いていたんですが、あれですね、誰が見てもそれ先に気になるよね、と思っていたんですが、あれか、円形のところが祭壇で先が少し細くなったところがそこにつながる通路か! ということに気付くと、自分の頭の中で起こってた勘違いの原因にも気付きますね。

丸い部分とそこにくっ付いてる“方円”が同じ高さって意識になっちゃってるんだ。

昔、年代測定などを行ってる先生に話を聞きに行ったことがあったんですが、台風のたびにどこかの古墳の入り口が壊れないかな、と祈りながら眠ってるそうでw 番組の中でも壊れたのでそのまま調査に入ったと紹介されていたので実に思い出しました。

明治時代にまとめて聖域として立入り禁止区域になっちゃったんですよね(そういやこないだその辺読んだ本でも、まず書物がメイン、そして近隣への聞き込みが調査内容のほとんどだった記憶、当時年代測定もないんですがその後資料劣化してないかなw)。

ところが大英博物館にはまだ立ち入り禁止になっていない古墳に対しての写真やスケッチ、独自調査を行った記録が残っていまして、写真が貴重な時代に結構な枚数が残っていて、と説明されていたんですが、彼はマニアだったと思いますマジありがとうございました。

 

彼が残した最大規模の丸山古墳のスケッチはわりと最近まで間違いではないか、と言われていたそうですが、調査が入ったことで円形の部分と石室がズレていることが確認が取れ、で、巨大化しつつある古墳(まあ権力の誇示目的なので)と横穴式が両立出来ない、巨大すぎてそこまで掘り進められないことになり、選択されたのが横穴式ではないか、ということが推測され、結局その後の歴史を見るとその解釈で妥当ってことになるのか。

てか、むしろ大英帝国コレクションの真価はそこから先ですね、触りで終わっちゃったw