「日本の私鉄3 京浜急行」カラーブックス・第2シリーズ、吉村光夫/諸河久

前に第3シリーズ、このあとに出た一番新しい京急の本も読んだのですが、どうもその時のレビューの感じだと歴史内容が古いこちらの本より多いみたい、もともと日本で3番目の電化路線だよ、とか、今の京急大師線が現存の私鉄線としては5指に入る古株なのでその辺はさすがにあんまり略されることもないんですけどね。

まあ、車両やその進化や運転系統のほうが重要だよ! という気持ちも、さすがに京急相手だとわからんでもないですね、マニアの拘りって辟易することあるんですが、とりあえず素人目にもなに拘ってるかわかりやすい時はいいわ、別に。

速くなきゃならない、加速減速が重要、というのはそもそも住宅地を走っているからで(歴史知らなくても見ればっていうか乗ればわかりますね家近い家近い)、で、速くないと隣をひょろひょろ走ってくJRに乗り換えられるというか。

これ書いてる時点で運賃10円差のはずですが、安いほうのJRももう少し下げられるらしいと噂に聞くんですが、たかが噂でもあんまり疑う要素ないなw 一時期JRが止まるたんびに振替え客で品川駅が酷いことになったのもよく覚えてる、ということを含めて考えると速さに拘るのも物理的に理解出来ますね。そこまで本では書いてなかったですが。

 

あと、観光地列車とかにどうも力入れてるみたいですが、小銭稼ぎかなあ、わりと忙しい区間とそうでない区間に差がありそうだしなぁ、と傍目にも。

とりあえず都営浅草線を通しての5社直通に関してそれほど触れてるわけでもないんですが、利害関係者多いと車両がなかなか更新されないらしいですとか、羽田空港に関してはまだそこまで力を入れてるわけでもない辺り、ちょっと時代出てるね。

この本がもう平成元年、1989年なんであー、24年も経ってるのか、すごいな。