『食彩の王国』#191 レバー

少し癖のある味の牛の臓物、やきとりだと特に御馴染みですね。
レバーが平気で肉が好きな体質なので、とにかく涎が止まんかったです。
つーか、昔と比べて格段に美味しそうになりましたよねぇ、どす黒い赤もしくはごろんとした茶色い塊だったのが奇麗に透き通った血の色だもんなぁ。
レバーの刺し身って一回でいいから食べてみたいなぁ、いいなぁ。


そもそも日本では、トンカツの華やかなりし頃、揚げ物として安く供された時にも「肉フライ」という隠れた名だったわけですが(薄切りで揚げてれば確かに気にはなるまい)。
しかし、戦後、食料を売るのにいちいち制限がされてましたという中。
規制の対象外だったという臓物は本当に珍重されたそーです、ああ、そーいや、アメリカ大陸の黒人奴隷が豆と臓物のスープで命をつないだって話があるよな。どこでもまあ似たようなものなんだな、というか、多分腐敗が早いんでしょうね、それはしゃあないか。
捨てるもの=ホルモン、だと私は聞いてましたw


んで、韓国ではなんで食われてたか、ということをちょっと考えてみたんですが。
貴族階級が丸っと一頭食べてしまうんなら鮮度なんて問題になんないか。
仏教が盛んだったので肉食が戒められていた中(あと牛が貴重な労働力だった)、貴族階級の特権として習慣が広められたそうで。そーいや、日本でも仏教のためにあまり肉食が行われていなかったのでそもそも肉食の習慣も近代以降なわけですが縄文時代には記録が残ってるみたいですよ。若返りにいいぜー、と訳してました。
ところでそれはなんの臓物かしら? 「我」という漢字が怖いですーw