『スーパーストームの真実』2)神のごとく気象を操る

さっくり言うと“雲の種まき”を軍事利用。
もしくは大都市への被害を軽減させるために近隣国に被害を押し付けてしまったことがあるんだよん、という内容だったんですが「自分たちのやっていることが攻撃とすら思われない」というのがやっぱりこの一連の流れのキモなんじゃないのかと。
んなわきゃねーだろ、バレるだろ、という結論でよいのかしら。
(被害が少なかったらわかんない気もしないでもないけど、そんななら最初から言っておけって感じだよね、だって隠す理由がないわけだし。)


まあ、もっとぶっちゃけるとベトナム戦争の時に米軍が軍事利用させてバレたのと。
チェルノブイリ原発事故の時に首都モスクワに向う放射能を含んだ雲をその手前、ベラルーシでもって雨にして降らせてしまったんだよ、というのが紹介されてました。残留放射能がなんぼなんぼでも多いことと、その雨の直前に空を飛ぶ飛行機が見られていたことと。
その声を受けて名前を公表して一人、匿名で一人が「やりました!」と言い出したことで、概ねやったんじゃねぇのかという方向で固まってきてますが。どうもせめて当時、作戦の直前にそのことを知らせていてくれれば放射能への構えが全く違ったのに、としか言い様がないらしいのが社会主義の国なのかなぁと思わないでもなく。
それともモスクワが被害にあうよりはってやっぱり考えてしまうんでしょうか。


神のように気象を操ろうとしても、その被害は余所の場所に。
しかも本来よりもはるかに大きな形で現れるのだとしたら、それはまあ、掛け値なしに怖い武器であるし。良心的な科学者が二の足を踏む理由もわかる気がします。