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「江戸300藩 物語藩史 中国・四国篇」山本博文・監修

 

この本をここまで読んできて微妙に感じたのが主要街道がいまいち認識されてないね? というところなんですが、ええと、2015年の発刊かぁ。
同じ年に見ていた『高校講座』においてはすでに言及がされていたので、じわじわと広がっていくのを待っています。あと水運もね、インフラ輸送は事態の把握にとっても大事!
というかどこで特に感じたのかというと、山陰と山陽の藩において山陽の藩で幼君が出た場合に山陰の藩と「取替えっこ」をしていたみたいなケースが存在していたからなんですが、どっちかというとこれ、山陽道があるため、と考えたほうが早いと思うんだよね。
ただ、近畿までとは別で要所とまでは捉えられていないのかなー、という風情。
で、藩主交代も確かにちょくちょくはあったんですが、あくまで国内の安定のためというのが重点であって、嫌がらせの転封なんていう風情もなかったからな。
東北の伊達家なんてのはもとの領地が残ってかなりの大藩のため、周囲にも大きめの親藩が置かれ、という措置が行われていたように思うのですが、ここの毛利家に関してはかなり強引に領土を削られていたのでそういう必要もなかったんだろうね。

四国に関しては長宗我部氏の影響がちらほら見え隠れするものの、ここも一応きちんとまとめられていたらしいしね。
結局特に大藩もなく、転封も少なく、他と比べて全体的に安定していた、というような印象があるのはなんとなく順番に見ていくと納得かもね。
災害などは酷いものがあるし、そこまで傑出した能力のある家というのもないように思うのですが基本的に名君は多いしなぁ。きちんと藩内もまとめられてる感じ。
結局土地の事情を長年知っている家が納めるのが理に適っていたのかもなぁ。