『食彩の王国』#212 ネギ

ネギ−Wikipedia


で、えーと、番組で取り上げられていた白ネギって結局、ラーメンに盛られていたのと中国で油に香りを移すために炒られていたのだけかなぁ? ネギは種類の多い品種なのだそうで、もともと中国の西部から暑さに強い青ネギが関東へ(多分だけど米が伝来したのと同じ地域じゃないかな?)、中央アジアから寒さに強い白ネギが関西へ。
日に当てることで青くなるネギは、わざわざ土を盛って白い部分を多く残すのだそうですよ、私は日本の中央で育ってしまったんで「どこ」を食べるって意識が正直あまりなく、青いところから白い部分まで特に拘りなく刻んでしまうのですが。
ただ確かに、糸のように細いネギを束ねた寿司などを見ていると、ずいぶん違うものだなぁ、と思います。あれはあくまで若いうちに摘むのであって、種類が違うわけではないんですよね? そういえばこれ、関西の青ネギと関東の寿司とのコラボレーションだw


なんといってもメインだったのは青ネギの代表格、京野菜の“九条ネギ”。
青い葉の裏にある粘り気がまた美味しいのだという九条ネギは、麺棒で叩いて潰して(その時に鉄砲のような音がするので、てっぱいと呼ぶのだとか)、味噌で合えたり。ネギ焼きにして丸ごと焼き、表面の焦げたところを剥いで食べたり。
また、ここからさらに品種改良されたふぐのための細くて甘い九条ネギも。
正直、食べることは結構多いというか、日常的に購入調理はしているものの、なにがどれ、という意識は薄かったような気もしないでも。へー、万能ネギなんてのも、特に種類が違うわけではなくて同じ種の系統違いなんですね、改良技術ってすごいなぁ。