「空母ロナルド・レーガンの最新構造」

ロナルド・レーガン (空母)−Wikipedia
時々アメリカの組織内部のことを聞いていると(簿記の仕組みなんかでも思ったんですが)、「ものすごく賢い誰か」が「かなりそうとは言いにくい誰か」まで動員してやっていけるような構造になっていることが多いような気がするんですが。
で、それが膠着化してるかというとそんなこともないんですよね、進化もしてる。どういう民族性なんだろうこれは? とたまに疑問に思います。
ぶっちゃけて日本の例えば自衛隊員は、アメリカ海兵たちよりもはるかに大量の仕事をこなせるとは思いますが、日本にあの全体導線の一番最初の設計を出来る人材がいるような気はしません、ほとんど艦長に至るまで完全に管理されてら、、、なんだありゃ。


ユニフォームの色による役割の完全分割、立ち位置の徹底、一人に一つの仕事ずつの厳守、それを全体で見守る模型を使った導線管理、操縦をする人たちは操縦のみに専念し、それをさらに見渡す艦長と補佐する副艦長。艦長が船の運航を指示してスピードなんかは決められますw そこに各艦の個性のようなものが出るみたい(もちろん指令は絶対)。
もちろん空母なので戦闘機の着艦と離陸が一番のお仕事なわけですが、離陸はカタパルトによる排出(ぽーん、と放り出してくれます)で着艦はアレスティング・ワイヤー(機体の足をゴムみたいに働くワイヤーで引っ掛ける)、その機能の管理も大事。
なるべく機体が着艦しやすい角度を保ち、甲板に異物があってはエンジンが巻き込んで大変だ、ということで総出で拾うという作業が時折行なわれ。
とはいえ、まあ、それ以外の乗務員の世話なんかする人もいるよ、てな具合で総勢5千人ほど、ほとんど一つの街みたいにして暮らしているそうですよ。多いなァ。