「日本の私鉄2 西武」カラーブックス・第1シリーズ、西尾恵介/井上広和

正直その辺の細かいところまでよく知らないんですが(余所の車両まで手掛けてるとかなら話くらいは聞いたことあるんだけどね)、西武って自社工場でそれなりの量の車両を作れるんだよーん、ということでいいんでしょうか。
修理工場持ってる大手私鉄はわりと多いと思うんですが、新造っていうとちょっと不思議っていうか、珍しい部類になるのかな? ただ、西武の規模だと量が足りなくて外部発注もしているのだけれども、と言われていたんですが、今どうなんだろうなぁ。
(今までその辺のところ語った本を残念ながら読んだことがないのです、しかし、西武単独の本だとこれが最後じゃなかったっけ、あと1冊残ってたかな?)
戦後、国鉄からの車両払い下げを多く受けてはいたものの、それ自体はけして非難されるべきことではない、という著者さんの意見に賛成。真面目っていうか、きちんと責務果たしていれさえいればいいと思うんだよね。
どういう言い方されていたのかは私だと正直わからないんだけれども、ちょっと年配の著作者さんとかだと西武関係の文章ではだいたいこの辺に反論しているので、結構それなりに言われていたのかなぁ、と今となると察することしか出来ないんですけどね。


えーと、この本は1980年の発行で、個人的には1990年の本よりも面白かったんですが、輸送業がほとんどなくなってしまった電気機関車や車両譲渡先である近江鉄道(むしろなぜ単独でページがあるのかとww)はともかく伊豆箱根鉄道のページがなかったような気がするんですけど、なんでだろう?
というか、譲渡先も結構多いんですね、どこもわりとそこそこの規模という感じかな。
西武有楽町線が建設途中で(語られず)、概ね黄色い電車の全盛期なのかな?