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『物質・材料工学と社会’11』#12 先進医療技術

この回で語られていたのは医療と工学の融合という話であって、技術がある人は医療知識を持たず、医療で悩みがある人は現行技術にその解決法があることを知らず、ということが語られていたんですが、うーん、語っていたのはどっちの立場の人だったのかなぁ。

前半の人は「細胞シート工学」を行っているTWInsという大学連合の人で、んー、確証はないけど医療サイドの人かなぁ。

(ティッシュエンジニアリングってのがあれか、工学と医療の融合なのね。)

後半の人は「ドラックデリバリー」という分野に関わる人で主にポリエチレングリコールによる抗がん剤のコーティングの話をしていたので、工学寄りの人かな? 

 

前半の骨子は現在のところ再生医療はまだ新技術であって一つの病院の中で作った検体(ここでは再生細胞なわけですが)を外に持ち出せない、そこで複数の病院で連携する医療特区というものを作ってそこでやり取りしているという話だったんですが。

彼の専門は温度応答性高分子というものを使った温度が下がると自然に乖離するという細胞の話、しかもその表面に接着たんぱく質がすでに付随しているので、ほとんど工業製品だよなぁホント…。

これもまだ実験室で作るのには数が全く少ないので日立との共同研究、自動培養器の構想を立てているらしいんですが、これは確かに医療サイドだけだと無理だよなー。

後半はエコメディシンだとかナノバイオの創薬という単語が非常に難しく感じたんですが、抗がん剤をコーティングすることによって正常な血管の小さめの穴は通さず、がん細胞の大きな穴は通るように加工するよ、と言われると普通に理解可能だよな。

これが高分子ミセル型抗がん剤、で、ついでに造影剤を入れて撮影も可能、合理的w