「京急400・500形-大型吊り掛け駆動車の生涯(中」RM LIBRARY-174、佐藤良介

京急400・500形(中) (RM LIBRARY 174)

京急400・500形(中) (RM LIBRARY 174)

 

 

京王の2700形って確か、京成の本でも名前が出てきたように思うんですが(ただ、京王では大型化途上みたいな感じで性能はそこまで重要視されてないんだよねw 急激に大きくしたので軽く丈夫にって付随的に考えていたんだろうな)、この辺が高性能化の始めって認識していいのかな、もともと大東急の京王・小田急京急で似たようなコンセプトの鋼体軽量化の高性能車へと展開していたものの、肝心の東急が未参加って言われてたけど、東急は確かアルミ車体へシフトしてたはずだよね。
400形と500形、と銘打たれてるんですが、カルダン駆動車になるまでの途上の600形や初期のカルダン車である700形なども触れられてまして、そっか、まず外側の車体から始まって、駆動形(車輪周りってぼんやり認識してるけど間違ってはないよね?)がそのあとに続いたのか、中身を取り替えるのは難しいことでもないってことかなぁ。
あとこの本の時期だと特にそう感じるんだと思うんですが、京急の車両って実地に投入したあとで微調整するってことがわりと少なくないようなんですが、多分だけど、この土地じゃないとわからない環境が少なくないんじゃないのかなぁ。
アイボリーとマルーンの2色塗り別けは汚れが酷くて無理だった、とか、黄色と赤とで塗り別けてその後に白い細い帯が出来て、その帯が少しずつ太くなってったよ、というのも多分実際に走らせて見ないとどう見えるかわからなかったってことなんじゃないのかしら。

戦後、遠出がまだ無理だった時代にハイキング特急を仕立て、それが非常に好評だったので天気や曜日やシーズンに合わせて弾力的なダイヤを組んでいて、車両がよく足りなくなって一般のロングシートや旧型車両もどんどん投入していたとかも語られてたんですが、こういうの京急さん得意なイメージだなぁw この本はだいたい復興期かな。