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「古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡」遺跡を学ぶ053、田中義昭

古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

 

 

銅鐸って確か昔聞いた時点では祭事のための道具ではないかって推測されていたんじゃなかったかな? ただ、どうもそのあとで明らかに「土に埋められた状態」でいくつか見付かり、大小二つ揃っていることも多く、ということで意図がわからなくなったってことかなぁ、この本の冒頭ではさらに銅鐸の発見を告げられた著者さんが何個? と聞き、わかりませんよぉ、と返されて不思議がっていたので最終的に39個、20個以上の集団で見付かったことは皆無だったんでしょうね、多分だけどその後にもないんじゃないかな。
で、さすがにそれだけ見付かると同じ型を使ったものの存在、入れ子状態の銅鐸の存在、右に傾いていたり左に傾いていたりするのがどうも作成者の利き手の問題ではないのかなという推測がされていて、要するに作成手順としての研究が一気に進んだらしく。
出雲から他の地に送られていた、という認識なんでしょうかね。
あくまで発掘メインであるこのシリーズの本の中では語られていなかったんですが、素人目にはそう見えるね。仮説でくらいは触れてても良さそうな域だったなぁ。
(なんか放射状に同じ型からの銅鐸が広まって見付かってるようですし。)

で、銅鐸の傍らに銅剣や銅矛が見付かることもあるらしく、土に埋められていた、ということと考え合わせると人に見立ててたのかなあ、という気もするんですけどどうなんだろ、それっぽい形はしてないんですけど、大小2個で小銅鐸があるところとないところがあるってのも夫婦っぽいよね。武器が添えられてる時点で著者さんもそういうことを考えていたのではないかしら、と読んでいたんですが、あくまでその辺は語られず残念w
模擬戦争を行うことで場の邪気を払うってのも面白いですね。
金属の加工技術や明らかに人為的な「×」のマークなどもそのうち説になるのかな。