「土木をゆく」イカロス・ムック

土木をゆく (イカロス・ムック)

土木をゆく (イカロス・ムック)

 

 

2013年10月の刊行なのでわりと最近か、東横線の地下化工事が出てたのでそれほど古くはないとは思っていたんですが。鉄道関係、というより地下鉄関係の本を読んでいるとやっぱりトンネル工事に関してはよく出てくるんですが、なるべく地上に関わらず、という観点で語られていたのはそういえば初めてだったかな?
改めて考えると当たり前なんですけどね、地下鉄なんて特に上が道路だし。
(土地の地権者の問題ですね、民家の下だといろいろ大変だからなるべく道路の下に。)
コンクリートを吹き付ける工法というところまでは聞いていたんですが、さらにそこを切り開く、と言われるとちょっと付いていけてないかもw というか壁が鋼鉄製の場合も似たようなことしてるんでしょうかこれ。
多分この本の段階ではトンネルボーリングマシンが一番新しいのではないかと思うんですが、うーん、シールドマシンと違って構造が図になってない。ボーリングってあれだよね、地質調査なんかに使う杭を打ち込むみたいな感じの、なんかNATM工法(これがコンクリの吹きつけ)よりもだいぶスピードは速いようなんですが。
トンネルは地盤によっていろいろ工法が別れるのはわかるんですが、橋の工法はどうしていろいろに別れるのかはあんまり聞いたことがないな、なんでだろ?
ラーメン工法ってのはたまに聞いていたんですが、完全に溶接してしまうのを指しているというのは初耳ですかも。完全に接合しないほうが主流なのね。
でも確かに橋だと結構たわむのが当然らしいしなぁ、わからんでもないか。

あとは高速道路の地下トンネルとかダムとか、下水道とか、そういや建築と土木って分類は日本独特なんだよね、てのも初めて聞いた気もします。ざーっとした感じで。