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「武田軍団を支えた甲州金・湯之奥金山」遺跡を学ぶ039、谷口一夫

武田軍団を支えた甲州金―湯之奥金山 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

武田軍団を支えた甲州金―湯之奥金山 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

 

 

甲斐金山というのはわりと名前を聞くことがあるので、もう少し研究が進んでいるのかな、と勝手に思い込んでいたのですが人里離れているので発掘作業もままならず、大学に依頼して学生に来てもらった、という経緯を聞いてどこも大変なんだな…と正直。
もともと地元でも知られていたせいか、その地にある遺物のようなものを持って行ってしまうなんてこともあるのかなぁ(碾き臼ってまあさすがに壊れて消えるものでもないような気が)、それが悪いことかと言われるとそれも微妙だよね。正直なところそこに置いておいたところで山の中の雨ざらしの土地だしなぁ。
かつて地元の人が見掛けたことがあるよ、という道具などの話もされていたのでそういうことなのかな、と勝手に考えてしまっただけなんですけどね。
金山の場合はそもそも金属の性質から自然金山と言われる掘れば金鉱脈にぶつかるとか、それこそ砂金として流れてくるとか、地元の人が自然に存在を知ってるみたいなことも多いんですが、ここもその例に漏れず、武田氏とも結び付いたもののその庇護を受けていた、というよりは独立した組織と捉えたほうが良さそうです、技術的なものなんてのもあったのかもしれないなぁ、ちょっと今の段階だと、鉱山技術者そのものの研究が進んでいないようなのでなんとも言えないんですけどもね(時々出てくるお寺や神社も気になるんだけど、そういうところが記録残してるわけでもないんだよなぁ)。

この地から出てくる中で碾き臼は金の混ざった鉱石を入れて引いた上で、そこから熱で金を溶け出させるという工程に使うようなんですが、ええと、穴が開いた碾き臼ってどう使うんだろう? 穴のところに棒でも入れるのかな、ちょっと使い方がわからない。
しかしここの金を押し固めた形が小判の基にもなったとも言われるらしく、すごいな?!