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「廃城をゆく」イカロスMOOK

平成22年の刊行(最近平成表記減ってるよねぇ、昭和期だと多いです)、なのでえーと、6年くらい前、城マニアという人たちがすでにいらして、ただこの本の中で取り上げられていた竹田城はまだ特に知られてはいなくて、なんでもその中にさらに観光地化されていない廃城マニアという人種がいるんだよん、というのがこの本ですね。
名古屋城はご存知、第二次世界大戦の空襲で燃やされまして、市民の寄付のみで再建されたものなので正直そこらのブームに乗った城(本物扱いしてくれる必要みたいなのはないよ)と一緒にはして欲しくないんですが、そういう点でむしろブームに乗っかった系からは外してくれていて、名城の一つとして扱ってくれていたのが結構な感謝です。
マニアの人たちが観光需要を当て込んだブームに乗っかった「ニセモノ」に対して敏感なのは全然構わないと思うんですが、正直、それよりも古い実物ではないものの、もとの歴史の連続として再建されたものまで一緒くたに批判するのってあんまり好きではないんですよね、そこは一線別けて欲しいというか。
この本は観光ブームに乗った地域、天守閣がなかったり、そもそも城そのものがなかったりという土地に関しては軽く苦言を呈してはいるものの、それもわりと平等に紹介されていたり、今はガード下の石垣だとかテレビ塔になっているものも紹介していたりでフラットでいい感じかもなぁ。

ただ、なんか読んでいて気になったのがこの本とまるっと同じ紹介がちょくちょく存在することでしょうか…うんまあ、きちんと網羅したら同じ内容になる、ということなら仕方ないんですが、なんか安易な真似してるところもあるような気がするなぁ。
ブームが駄目とは言わないんですが、一定の独自見識は持ってて欲しいよね。