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「室町幕府と地方の社会 シリーズ日本中世史(3」榎原雅治

室町幕府と地方の社会〈シリーズ日本中世史 3〉 (岩波新書)
 

 

今の時点までで読んでいる中で「応仁の乱」に関して一番きちんとまとまった本ではないかなと思うんですが、応仁の乱に関してはまだしもなんだよね、構成している両軍の説明がいまいちごちゃっとしているものの、どの家に属したどういう立場はきちんと把握しているからそこまで本題には影響していないし。
ただ、そのあとの「明応の政変」に関してはもう、誰がなにをしたのかとか(細川政元が足利将軍10代に対してクーデターを仕掛けたというレベルからまともに記述されてない、本気で自体の発端そのものが抜けてる場合、完全なる謎の出来事です、なにが起こったのか全くわからないって本気で読んでたことありますよ!)、誰がどちらに付いていたのかという部分から記述が混乱していて、日野富子などはまあ、6割4割くらいかなぁ…、一応この本でなにが起こったのかはわかったと思うんですけどね。
なのでまあ、ようやっとまともな記述にありつけたというのが正直なところです。
というか、これで何冊目か忘れましたが、確か10冊は軽く越えてるよ、はははw

 

あくまで本そのものは鎌倉幕府の崩壊から南北朝へと突入し、初代の足利尊氏から三代の足利義満までのだいたいの制度の完成のようなものを扱い。
だがなんだ、六代の義教くらいの頃にはもう根底が危ういんだね…。
暗殺された将軍、そもそも籤引きで決まった将軍という話は聞いていたものの、比叡山延暦寺とのいざこざが暗殺の直前にあったのはちょっとびっくり。
というか、全体的に延暦寺の存在感が半端なかったような気が。
前に読んだ本だと禅寺が税徴収をやっていたようなことを聞いたんですが、三管領の細川氏と五山(代表的禅宗)が対立してたのは知らなかった、初期だけかなぁ?