『地球ドラマチック』我らがピッツァ

イタリアの話を聞いていると、大抵なんかこう、要領が悪いというか近代的じゃないというか(今は現代です)、だんだん現代文明への疑問が湧いてくるのが不思議ですが。
実際番組もそんな感じで構成されてたんで、、、皆そう思うんですね。


小麦粉練って薄くした上に、具を焼く前に乗せるのがイタリアの特徴だとかで。
実際、いろんな地域、それこそ古代から小麦は食われてたし、基本的に焼かないと食べられないので多かれ少なかれ似たような食い方してたと思うんですが、今我々の“ピザ”ってのはイタリアが発信源と見做してよいよーですよ。あとピッツァの単語もだってさ。
アメリカに渡り、ちまちまぽちぽち売ってたんですけどね。
なにぶんにもアメリカに渡ったらアメリカナイズされました、劣化するとわかっていても値段の上下に対抗するためにチーズを冷凍し、冷凍ピザなんてものも作り出し、毎年新しい味を作らないと見捨てられる、と研究開発に余念がありません。
なんか疲れた顔してたなー、競争大変なんだそーですよ。
でも国に帰って規制に縛られて、稼ぐチャンスを不意にするのなんて嫌だそうですよ。
最初は強固に存在していた同国人の絆も、そのうち薄れて消えました。


イタリアには実際ピザの店の支店作っちゃ駄目よ、というルールがあるらしく。
チーズの値上がりなんて言われてもなんのことかようわからんような勢いでした、昼過ぎに昼寝の習慣があり、夜は家族や近所の人らでのんびり過ごす、金も大していらんのではないでしょーか。いやうん、なんで稼ぐ必要とかあるんだろうな。
国や風土が人を作るんでしょーか、それとも少しは逆もあるのかな。