『世界遺産』#545 プエブロ・デ・タオス(アメリカ合衆国)

タオス・プエブロ−Wikipedia


周囲の土地が次々と侵略者たちの手に落ちる中。
一言で言うと、水がなかったから利用価値なかったんだよん、という理由で侵略者たちの手を免れた土地であり、もともとはドアがなく天井から出入りしたんだよん、ドアは近年付けたんだよん、という以外は昔のまま。
時代から自然に取り残され、気付いたら世界遺産登録されてました、みたいな。


乾燥地帯ではすっかり御馴染みの(私が馴染んだ)日干し煉瓦を積み上げ、その外側にさらに泥と藁と水を混ぜ込んだものを塗りつける、というお家の製法。天井部分だけが板、ところで降水量は、、、あ、そうか少ないんだったっけか。
現在も電気も水道もはないそうですよ(プロパンガス入ったよ!)。
ネイティブ・アメリカンの“プエブロ族”の集落とゆーことなのですが、もともとスペイン語の「町」という意味なので差別用語になってないかな; とちょっと心配しましたが大丈夫っぽいかな? 由来は集合住宅のような建物を作っていたからなのだそうです。
あー、確かに見様によっちゃ高層住宅だよねこれ。


もっと昔にはどうも断崖の洞窟部分(外に向って開けた棚のような土地)に同じような建物を作っていたらしく、そちらも世界遺産になってるそうっす。アサナジって呼ばれてる先住民さんたちらしいね(>「メサ・ヴェルデ国立公園」「チャコ文化」)。
1992年、文化遺産として登録されました。