『現代テロリズムの進化と戦術』#1 人質ビデオによる声明

モスクワ劇場占拠事件−Wikipedia
上記モスクワ劇場の事件が2002年10月、もう一つの誘拐事件はイラク攻撃のあとですのでそもそも時期が離れているとわかりそうなものですが、“宗教スカーフ禁止法”のフランスの施行が2004年9月。なんで同時進行している事件であるかのように扱っていたのかは正直よくわかんないです、まー、ちらほら用語で時期違うってわかりますが。
モスクワの事件はモスクワ劇場、という古い由緒ある劇場が「チェチェン解放戦線」? でしたっけ、チェチェンへのロシア干渉を反対して起こった800人規模の人質事件、ぶっちゃけてこの規模で死者129人(犯人がやったのは怪我人一人)というのは、、、ものすごく反省したと思います、さすがに。しかも犯人側に全然効いてないじゃん?!
(後知恵だと、くしゃみが出てくる系のが一番向いてたと思うのですが、一瞬反撃されなきゃいいんだし、人質たちも苦しむだろうけどパニック起こす暇もないし。)
まあ、女性自爆要員が19人いる、そして劇場の真ん中に50キロの爆弾、というのはかなり難しい条件だったとは思いますが、さすがに酷いぞこれ。
そしてあと、なんか水面下で動いてたよねぇ? 多分政治的に。


じゃなくて、この番組の主なテーマはビデオを使い、マスコミを使って民間に広く知らしめ、政府に要求を飲ませやすくする、という内容なのだそうですが。正直、その部分は47分使ってその一行いかない内容以上のものではなかった気は。
フランスの記者たちが127日間拘束された、という事件のほうは、結局要求が飲まれる様子はなかったんですが、ほとんど苦笑一つで返された雰囲気が。まあ、イラクでフランスだしね(攻撃に反対してた代表格)、「頑固だな」って褒め言葉だよね。