「はじめてのフランス語」篠田勝英

一体まあ、なんでこの本を読んだかというと私は英語がいまいち駄目で(日本語は国外使用がほぼないものの、総人口だけで十分主要言語の一つなんですよ)、いっそ理論から入ってみるかー、ということで別言語。
フランス語を選んだのは、流通・影響からいって英語に次ぐ重要度に。
英語がゲルマン系、フランス語が古代ラテン語の流れを汲むロマンス系、という違いはあるものの、英語の中に何故か(というか支配関係で)フランス語の単語がぽちぽちとある、という辺りでまあ、全く無駄にはなんないかな、という判断。


そして英語ほどシンプルではないものの、他のヨーロッパ言語の中ではまあ標準で「男性・中性・女性」名詞の違いというのも(単語自体もそうですが、前後の助詞やら形容詞の変化もあるんですねぇ)、日本語も漢字が多いよね、と言われてみるとその通り。
他にも日本語はイントネーションの高低で意味が変わりますし(仏語だとスペル通りに読まない、に相当するかしら)、理論ではなく、文脈や雰囲気で単語の使い方が変わる、ともなるとむしろ日本語のほうが数が多い。
あとはもう、それぞれの“特性”を踏まえて大人しく覚えていくしかないんだよ、ということを懇々と説明して貰えたのである意味でいい入り口だったのかもしれません、とりあえずカタカナ表記(文字の大小でで強弱を使い分けw)で発音を示し、「これはフランス人でも間違える」「この発音は後回し」などととことん実戦向きの本でしょうか。
うんまあとりあえず、一冊読み通して単語を一個も覚えてない、というのが現状。
特徴だけはしっかり覚えたので、次の“入門書”ではそれを目指したい気はします、そういや、スペルによる読みの変化の法則性は英語より規則正しかったかしら?