『世界遺産』#561 キュー王立植物園(イギリス)

キューガーデン−Wikipedia


途中までは確かに優雅なイギリスの趣味の話を聞いていたと思ったんですが。
(しかし王家の必須趣味って、ガーデニングがその見た目に反してえらい体力勝負なのはよもやそのせいなのか。)
なんかあれよあれよ、という間に「プラント・ハンター」の話になり。
それも、この植物園に収めるための植物をね! という目的だったはずなのに、いつの間にか植民地開拓が始まっているわけなのですが。趣味だったような気がするんですが、日本人も大概凝り性ですが、同じ島国気質とはいえどうしてそう、外へ外へとそこまで強烈に出て行ってしまうんだか計り知れません。


世界最大の規模を誇る植物園にして、世界で最初の温室施設でもあり。
今も精力的な研究を続けDNAを抽出し治療薬を探し、タネを保存して消え行く種を守るための活動をし。がっつりと週末の憩いの場になっているというのは。
立派なんですが、あまりにも立派すぎて世界遺産の意味わかりません。
別に保護しなくても自立できっちりやってくんじゃなかろうか、いや、これが国にあったら税金の投入を惜しむ人もそんないないような気がしますが。そういや、日本も絶滅してしまった桜の種類をもらってたことありますが、十中八九ここからだろうな。
敷地内には過去の異国趣味の建物も残り、公園としても立派なもんです。
1759年に王室が宮殿の併設施設として始まり(いい仕事してますな)、2003年、文化遺産として登録されたそうです。