『世界遺産』#580 ニサのパルティア時代の要塞 / 国立歴史文化公園“古代メルヴ”

メルブ遺跡−Wikipedia


とりあえずトルクメニスタンってなに? という母上の言葉がまず実感なんですが、中央アジアの旧ソ連邦の国で、んー、民族的にはペルシャとかトルコに近いのかなぁ。
シルクロード(正確ではない、と言われてますがわかりやすい)という言葉で表現するのが一番身近でしょうか、地域そのものが東西交通路であった土地。
はっきり言って番組も、土地の風俗などの紹介に終始していたような。


ニサの“パルティア時代”は紀元前2、、えーと紀元前3世紀の数十年ほどの王国で、“メルブ”は紀元前6世紀にペルシャ系の民族が開いた都市、イスラームが入った時代に例のごとくイスラム建築がぽこぽこ建てられてますが、イスラムは建築物は壊さないので(仏像に関しては首を折られてるのはほぼ多分イスラムの仕業っす、偶像崇拝禁止はいいけど他文化のは壊さないでよー;)(まあ、文化は大事にするものの人間は殺す場合とどっちがマシかというと前者ですが)。
それ以前の時代の泥の神殿が残っていまして、世界遺産の認定を受けた影響なのか、同じ製法で日干し煉瓦を作ろうとしたものの強度が足りず、ひょっとして成分が違うのかな? と調査したもののやはり近隣の土壌が元になっているとのことで結構謎。
ただまあ、技術的に過去のものよりどうしても劣る、というのは珍しくありませんね、それほど雨が降る土地ではないものの、なぜ日干し煉瓦で何百年も保ったのか、ということもよくわかっていないようですよ。まあ、水を運ぶ風景や、過去からの伝承としての金属加工なども取り上げられていたんですが、全体的な来歴がよくわからなくて...orz
1999年、んー、やっぱりソ連からの独立後、文化遺産として登録されました。