「京成赤電ものがたり」RM LIBRARY-154、石本祐吉

京成青電ものがたり〔RM LIBRARY153〕

京成青電ものがたり〔RM LIBRARY153〕

対になる同じRMライブラリーの『京成青電ものがたり』のあとの時代で切り替え時期は都営浅草線、並びに京急さんところとの路線との直通のようですね。青→赤の順番だったようですが、一応1形式だけ青電も直通用に改造(更新?)されたのかな?

で、3300形? で青電も終了したよん、という説明は聞いたんですが、んーと、この頃に結局鋼体素材から次世代の車両素材になったって認識でいいのかな。

戦後の高規格化車両の話がちょっと出てたんですが、特に新しいことをしたというわけでもないが、全体的に見ると少し早いグループかな、という結論だったようなんですが、実際、関東全域の私鉄の本を読んでいてもそんなに目立つ会社じゃないよね。

あと、少なくとも赤電や青電などは譲渡先はほとんど新京成に限られてるようです。

他の関連会社に貸し出してたのが都営浅草線を通してつながってる京急からの又貸しだったよ、と聞いたのはちょっと笑ったんですが、なんだろう、どうしてそういうことになったんでしょうかw ここの3社(プラス京成系関連路線ぽちぽち)の直通って、なんだかんだと規格が違うので京急側の本でもなかなか進展しないって言われてましたね。

 

あくまで車両中心の本なのですが、上のような戦後の各社の対策や、浅草線との直通を控えてのまず新京成、それから京成線の改軌。で、直通などの車両融通の事情などなど、沿線にの変化に関してまで触れているタイプの本ではなかったんですが(正直歴史好きなんでそのほうが好きなんですが)、これはこれでわかりやすくて結構面白かったな。

正直、結構沿線が長いっていうか純粋に広い京成さんのところだと大変かもw

戦後のエピソードでたまに聞くこともある行商列車や、繰り返し訪れる、という成田詣で、その後の成田空港行きなどなど、このあとの時代の本も読めたらいいなぁ。