『週刊 東洋経済』2014年5月17日号「誤解だらけの介護職」

週刊 東洋経済 2014年 5/17号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2014年 5/17号 [雑誌]

 

 

メイン特集ではないが理研の「STAP細胞」騒動に関しての記事があったものの、なんだろう、正直申し訳ないながら微妙に根性論や精神論が残った気質が伝わってきただけで、論文偽造の問題そのものが理研の体質とは関係付けて考えられないながら、チェック漏れしてしまったことには環境に問題がありそうだなぁ、という気はしてしまったかな。
なに、不正は科学者本人が追求すべきって…そっちのほうがよっぽど甘えだよなぁ。

介護職に関しては薄給であり、労働環境が悪い、ということが長いこと言われているものの実態はそこまででもなく、特に長期間勤務をしていると給与面での待遇が良くなる傾向がある、ということがグラフになっていたものの、この数値の中に現れない小さな事務所が存在しそこが高い離職率を生み出している傾向もあるのではないか、という指摘も。
というかさすがに2年で200%の離職率だと待遇じゃなくて経営の問題だよな…。
給料面では看護師に次ぐ、ということが上げられていたんですが、実際あの辺りと一緒に改編のメスが入ったのかもしれませんね。看護師もだいぶ待遇改善されてたしなぁ。
あと地味に気になったのがケアマネかなぁ、現在の状況だと必要性がよく認知されておらず、というか実際にあまり有効活用されていないらしく、だいぶ不遇な目に遭ってるような。複数の業態をつなぐって点ではケアマネが無意味なわけがないしなぁ、縦割りが強すぎるところで上手く機能することが出来ないっていう外部の問題なんでしょうね。
ただ、介護士同士の交流などのカフェや近隣業態との交流なども目論んでいるという話もあったりとか、小さな事業所でも指導を行う業態があってもいいだろうしね、これからどうあっても必要になってくだろうし、細切れ業務も受け入れやすいだろうし、それこそケアマネがつないでいけばいいよね、問題も含めて実際なんとかなりそうな特集だったなぁ。