『週刊 ダイヤモンド』2014年7月12日号「復活日立 重電メガ再編を生き残れるか」
日本の三大重電メーカーは三菱と日立、東芝らしいんですが、ここで取り上げられていたのは日立。今なにか特別に日立に問題があって、という話ではないし、そもそも日本の重電メーカーそのものの抱えてる構造欠陥みたいなものが焦点の一部でもあるんですが、確かに実際今後一番に問題が出て来るのは日立製作所かなぁ、という気はするかも。
ていうか、世界の巨大メーカーと日立のそれぞれの分野規模を比べたページがあったんですが、あらゆるインフラに関わってそれぞれが結構な規模ってのは、なにも悪いことだけではないとも思うんですよね、ただ、仏アルストムの買収に関わるだけの資金なんてとてもないよ…、と言い出すのはちょっとなぁ(三菱重工が独シーメンスと組んで米GEの競合相手として名乗りを挙げ、まあフランス政府にいいようにあしらわれたらしい話ですが)。
(で、三菱を補佐してたのがこの日立ですね。)
これだけ手広く企業持っててもまとまった資金引き出せないのか、うーん。
んで、採算が悪くて国内メーカーの中でも問題が、と言われる状態になって、あまりに手広すぎてどうしたらいいのかわからない、というのもわからんでもないなぁ。
特集外だとゆうちょの上場問題が取り上げられていたんですが、地銀の再編に火を付ける立場のわりにはなんとも現実味がない。正直なところ、郵政民営化に関しての正否ってあんまり深く考えたことはなかったんですが、これほどあちらこちらが責任転嫁しあって単に株式資産として扱われているのがとても健全には思えず、早いところ上場して、それ以降失敗するなりそれこそ三大バンクに手伝わせるなりすればいいと思っちゃうなあさすがに。
あと、高級時計の記事がこの前の号からしばらく続いているんですが、こう言ったらなんだけど内容がぺらい。全然蓄積されない。知識皆無のスポーツのほうがまだ面白いや。