『爆笑問題のニッポンの教養』#5 田沼靖一(生化学)

サブタイトルは“ヒトはなぜ死ぬのか?”。
なんというのかまあ一言で言うと生きているからですが、この回で話されていたのは事故や病気などの突発的な事情での死が主ではなく(細胞の事故は扱われてましたね、口の中の粘膜の細胞を採取して顕微鏡で見てましたな)、遺伝子にどうも元から組み込まれているらしい「寿命」のこと。
これがどのように管理されているのかというと細胞の分裂回数に限界があるのだとか。
てか、確かそれってあんまりコピーにコピーを重ねてると、ミスコピーが出てくる可能性があるからという説明がされていたような気もするなぁ。どこで見たんだっけ?


番組内でも触れられていたガンの細胞分裂には際限回数がなく。
それによって人間が永遠の寿命を手に入れられるかもしれない、というのはわりと有名というか知られているのではと思うのですが、よく考えたらあれはもともとエラーコピーのことだからなぁ、単に寿命装置が壊れちゃってるんだ、というほうが正しいのかも(それにガン細胞って役割こなせんのかなぁ?)。


そして生物進化の一体どこで「寿命」が現れたのか、というと性別が出来た時点。
性が現れて死が現れたらしいのだとか、雄雌ってそもそも遺伝子を掛け合わせて新しい個体を作り出すためのシステムなわけで、つまり「個性」「個体」というものが生じてその引き換えに死が運命付けられたということになるみたいですね。
確かにそうしないとまた次の個体が出来ないわけなんだけどもさ。
それを知っていたというか、必要と思ったのは誰なんでしょうね、不思議だなぁ。