「歴史に好奇心」明治サイエンス事件帳 #1 ?こっくりさん?に挑んだ妖怪ハンター

全4回のシリーズ中、多分全部元ネタをなんかしらの形で聞いたことがあるらしい、と気付いて我ながらびっくりしているわけですが。まあ単に、この辺の時代が面白いから、という面もあるのかなぁ(文明に接したことによる揺れ戻しの時代、みたいなね)。
(そう考えてみると思春期ってもともとそういう時期なのかもね。)
ちなみにこの回は“こっくりさん”ではなく、妖怪ハンターさんのことを聞いたことがあった、というか、とある妖怪絡みの漫画で聞いたことがあり「不思議研究会」と聞いて吹きました、、、モデルがいるって知らなかったんですよ。


まあ要するに妖怪、怪奇な出来事の中には虚怪と実怪が存在し。
前者は作り話、後者は不思議な現象、なんらかの科学的な理由によって起こるものと分類し、さらに実怪の中には科学では解けないものがある、というところまで認めたのだというちょっと偉い人。いやー、中国古代にも神話嫌いっているんですが、この人が見事に「その道の探求者」として有名になってむしろ彼が否定のために集めたものが神話の一級資料となっているというのとは違うんですね。


妖怪を否定しているのに妖怪の名前で呼ばれてるよ!
とか、特に心配しなくても良かったんですね、あ、ちなみにこっくりさんは筋肉の無意識運動(質問する時点で答えはすでに期待している、というのは確かに)(ゲームとして楽しいわけだな、そりゃ)、人魂は天然ガスに火が付いたもの(燐というのも聞きますね)。
山の巨人は霧に人影か倍増して写るブロッケン現象なのだとか。
そして身近な妖怪を題材にすることで、科学そのものを広めようとしたのだとか。