『美の巨人たち』仙突義梵「指月布袋画賛」(日本)

仙突義梵−Wikipedia
(1750−1837)


読みは“せんがく・ぎぼん”、他に番組で絵を描く禅僧として雪舟と白隠の名が出ていたんですが、これどういう名前なのかなぁ? なんか他の人と系統が違うよね。
ちゅーか、雪舟がそもそも禅僧だということにまずびっくりしたんですが。
あと、単に僧侶ってだけじゃなくて三人とも禅僧ということも共通してるんですね、“禅”の中に絵で表現する教えがあるからかなぁ? まあ、さすがに墨と筆を手にしないと絵の上手い下手なんてわからないだろうし、考えてみれば質素が基本の坊さんが絵を趣味にってのも贅沢な話か、それが職業の一環だったのかもしらん。
で、この人はある時までその精緻な技術を誇っていたのですが。
「雪舟みたく、絵師として記憶されかねなくね?」ととある絵師にずけずけっ、と言われてしまったことですっかりと考えを改め(しかしまあ、褒めて欲しいと思っていたのを恥じたのかなぁ、という気もしないでもない)、以降風船みたいな人物や動物に点目にちょん、という極めて簡単な絵柄となりましたとさ。


雪舟ってのはまあ、多分知らない人の少ない有名絵師でしょうが(禅僧だってば)。
白隠さんは自由気まま、好き勝手に絵を描いていた坊さんです。この人ともやっぱり違うよね、と言われていたわけですが、なんとなく義梵さんのほうは誰かのために描いていたような気もします、「○△□」とかさあ、墨が薄い→濃いの順に描かれたってをぃw
でもまあ、禅僧的にはそれもありかなぁ、人に伝える手段として。