『世界遺産』#576 シドニー・オペラ・ハウス(オーストラリア)

シドニー・オペラハウス−Wikipedia


私、絶対ある日この子たちは「よっこいしょ」と起き上がって、ののの、と進んで海に落ちるんじゃないかと思うわけですが。そうでなくても周辺住人の方々は、時々動いてんじゃねぇかという疑心暗鬼に陥るべきなんじゃないかと思います(べき?)。
オーストラリアはイギリスの真裏にあるもと植民流刑地(語られてませんでしたが)。
1957年、世界に冠たるオペラハウスを作ろう! と世界に公募され、デンマーク人ヨーン・ウッツソン氏のデザインが選ばれ、なんでもスウェーデンの材質を使って表面を飾ったそうですよ、ちゅーか、光沢のあるタイルと光沢のないタイルを使い分け、、、なんでウロコ状に展開させてあるんでしょうかね、可愛いじゃん。
このみょーん、と伸びた屋根は扇状に構築され、全体の構造は楕円の半球を割って作られているようですよ、オペラハウスって仕掛けが多いから四角い建物に収まらないことを逆手に取ってもいるんですが、トータル・デザインがなんとなく自然物っぽいよねぇ。


もともとオペラハウスってのは巨額の建築費が必要でね。
デザインや素材を見ても凝り性だったんでしょうね、ウッツソン氏は完成前に解雇されてしまうようなことになりましたが、しかしまあ、あとを三人の建築家に任せたということは、コンセプトそのものはきちんと引き継ぐつもりだったんじゃないでしょうか。
とはいえまあ、大幅に納期も予算も超過してたからそのせいもあるか。
でも、そのお釣りはどうも十分すぎるほど出たんじゃないでしょうか。
2007年、文化遺産として登録。建物単位って珍しいんじゃないのかな?