『週刊 エコノミスト』2011年3/8号「日本の鉄道力」

他で読んでいる『東洋経済』よりも精度というか、鉄道運営のほうには興味がないんだろうなー、というところはなんとなく感じさせられるものの、基本的に海外展開の方程式みたいな部分に関してはむしろ上なんじゃないかなぁ。
(ただやっぱり、新車だと値段的に難しいので中古車で勝負、とかそういう方向の視点は東洋経済の記事の側だったりしましたね。)
んでざっくりと、高速鉄道「新幹線」の売り込みは難しいよね、そもそも計画実現するかどうかがいろいろ怪しいしね、そうでなくてもヨーロッパには強いメーカーがいるし、中国の高速鉄道のコスト安に適わないしと。
他の技術関係だとやっぱりちょっと不安があることもありますが、そこそこの期間の運営実績もあるし、乗り心地まあまあ、大きな事故もないし(というか日本由来だしw)。
日本が総合的に突出してるのは事実だろうとは思うのですがなにぶんコストが高い、というかぶっちゃけてオーバースペックなのは地形的にも仕方ないんですよね、もう。


で、日本がかつて路面電車からはほぼ撤退してしまったので近鉄系の車両メーカーのシェアが少しある程度。売り込みよりも先にまず国内運営するかどうかって話だよね。
んで、ここにもビッグ3系がじわじわとシェアを伸ばしている模様。
撤退がなくてもヨーロッパのほうが明らかに路面電車には向いてるしなぁ。
あとまあ近郊鉄道に関しては別に日本が売り込むまでもなく、中国に技術移転されているので「座っていても利益が出るよ」などと言われてますし、保守部品は車両メーカーが国外でも名指しで購入されたりするよ、というような全体的な展開。
まあ、いつもの展開ですね、技術強いよ売り込み弱いよー、呼ばれるんだけどね的な。