『環境工学’13』#9 循環型社会(1 資源消費と環境負荷を量る指標と分析

この回で語られていたのは要するに総資源量に対しての廃棄量に関しての話じゃないかと思うんですが(両方を見ることによって対処すべき方向がなんとなくでもわかる、というのが趣旨みたいですね)、だいたいいつも理論が先に立っているのにこの回はひたすら愛知県の実例になっていたんですが、データが細かく残っているかどうか、というのが分かれ目なのかもしれませんね。

私は東海、というより愛知の出身者なんですが、小学校くらいの時に名古屋港の汚染度が日本一になり(当時は汚染度日本一、というのは世界一、という意味だったんだよねぇ)、関係ないんですが同じ年に交通事故者数が日本一になったのでえらく慌ててた記憶がありますが、過去の情報や出来事をわりと語り継いでいく土地柄だから、ということなのかもしれません。もともと四日市喘息の当事者地で、綺麗な土地じゃないって自覚もあったしね。

 

とりあえず見ててどう捉えていいのかわからなかったのが、廃棄物の中で泥土が圧倒的で40%くらい、続いて家畜の糞尿って、その質量のほとんどが水分であり当然乾かすことが出来れば質量もぐんと減り、肥料などの再利用も出来るものの、そのためのエネルギーコストも馬鹿にならず、だったらゴミ焼却施設の熱量を使えたらいいんですけどね、と語られておりまして、そのための障害は「縦割り行政ですかね」って、そんなレベルなんだww

愛知県のデータとなるとペットボトルの廃棄地点まで把握してるんですが、ペットボトルがほとんどリサイクルされずに焼却されてるのって(たまに聞きます)要するに処理機能を超えてるからですよね、あれだけ把握してるってことはちゃんと処理してるのかも。

ゴミの排出地点とそれに相応しい処理施設の選定、という辺りも、データがあれば対策の立てようはあるってことなんだろうなぁ。環境問題って基本はそんなものなのかもね。