2012-06-17から1日間の記事一覧

「シャルルマーニュ」ジョゼフ・カルメット

どちらかというとこの“シャルルマーニュ”という呼び方よりも、ドイツ読みのカール大帝のほうが聞いたことがあるかなぁ、まあ、どちらにしても聞いたことがある程度という人が一番多そうだなぁ、と思うのですが(シャルルマーニュに「皇帝」という意味が含ま…

「カンボジア最前線」熊岡路矢

国連派遣の選挙監視委員(有償ボランティア)の方の本と、国連の大雑把な関与と、それからカンボジアに伝わる伝統的な織りの復活を、と志している日本人の方の本を読んで国内の荒廃も、人びとの希望のなさもわからないでもないのですが。 さて「カンボジアっ…

「中世イタリア商人の世界−ルネサンス前夜の年代記」清水広一郎

中世イタリア商人、と銘打たれてはいますが実際に本の中で扱われていたのはフィレンツェの商人で『新年代記』(Wiki先生の表記に合わせます)の著者であるジョバンニ・ヴィッラーニについてで、ちょうど『神曲』を書いたダンテのだいたい一世代あとの人…