2017-01-01から1年間の記事一覧

『日本の美術45 石造美術』小野勝年・編

私このシリーズを見てきてカラー写真と白黒写真の品目がかなり被ってるというのは初めて見たんですが…(一部の最重要なものに関してはカラーにも出て白黒で部位を、というケースは結構あるけどね)、要するに絶対数が少ないって認識でいいのかなぁ。あとあれ…

「京・鎌倉 ふたつの王権」全集日本の歴史6、本郷恵子

この本はだいぶ面白かったのでシリーズの1巻めも予約してみたんですが、どうかな、五味文彦さんが編集や監督に関わってる本はとりあえずチェックはするんですよね、全体的に面白い傾向があるので、えーと、ここだと5巻ですね、院政よりもちょっと前ってこ…

「比叡山延暦寺-世界文化遺産」歴史文化ライブラリー、渡辺守順

私しばらくこの比叡山延暦寺がどこにあるのかがわかっていなかったんですが、それと、京都の土地周辺の事情を調べるといつも北が空白地帯のように描かれていることが多かったのでよっぽど堅牢な山なのかなぁ、と思い込んでいたんですが。京都関係のテレビ番…

「NHK さかのぼり日本史(4」明治「官僚国家」への道、佐々木克

正直なところ「官僚」という専門知識の持ち主がなぜ必要とされたのか、その人材を最終的には国内で育成していくことにしよう、という流れの本ではあったんですが…。ど素人として退けられていた人たちが国外で高等教育を受けていて、その「ど素人」という判断…

『権力の館を考える '16』#7「首相の館(2」

結局この講義の中でも触れられていたように「池田勇人と言っても今の若い人はご存知ないかもしれないが」ってのが正直なところ私も該当していて名前は知っているもののなにをした、という印象がない人なんですよね。あと、佐藤栄作はなー、どっちかというと…

「秀吉の出自と出世伝説」歴史新書y038、渡邊大門

ざっくりとまとめると多分秀吉は若い頃に薪売ってたことはある、あと針売ってたこともあってもおかしくない、完全な武士の家系ではないだろうね。阿弥号を持っている人物はまあ別に、時宗の人らなんでそこらにいてもおかしくはないんじゃないのかなぁ、同朋…

『日本の美術129 中世の神社建築』福山敏男・編

このレーベルの神社や寺院の建築に関してはぽちぽちと見てきているんですが、この時代区分に関してはどうかなー。どういうわけか吉田神社の話を延々と聞く嵌めになっちゃったんだよね。吉田神社ってのはまあ、なんでやたらと存在感があるのかがわからなかっ…

「戦国の陣形」乃至政彦

正直なところその後の展開で(「ライダーキック」は別にいいよ古いし、「ティロ・フィナーレ」ってww 最近の魔法少女アニメww)、半ば記憶がすっ飛んでしまって本題部分を忘れてしまったものの、戦国武将らが戦場で必殺技のように陣形を認識していたので…

「鑑真」人物叢書、安藤更生

一応鑑真という人の名前と渡来人だということくらいは知っているものの、小説のおかげだよありがたや、と言われていたのは若干否めない部分はあるかなー、という気もしないでもなく。正直この間なにかで見掛けるまで聖武天皇の時代で、東大寺の大仏開眼だっ…

「日本刀物語」目の眼ハンドブック、杉浦良幸

この分野を読み始めた初期の頃に同じ著者さんの本を読んでいて、その時点ではあまり感慨がなかったのですが、もともと門外漢の人なのかな? 多分中でがっつり関わっているとなかなか言えないだろうことまでずばずば言ってくれているのでだいぶありがたい。そ…

「完訳フロイス日本史(5」「暴君」秀吉の野望-豊臣秀吉編2、ルイス・フロイス

正直だいぶ今までと比べて読みやすかったんですが、記述に関してはどう読み取っていいのかが微妙というか、インド副王の使いだのポルトガルからの使者だの、多分これ、世界史のほうの知識がないと読み取れないんじゃなかろうか、いうところがぽちぽち。いや…