『ナショジオ・セレクション』大津波からの再建〜スリランカ鉄道、復興への道〜

スマトラ島沖地震 (2004年)“スリランカ”−Wikipedia
えー、コロンボ発ゴール行きの列車車両が、途中で近隣国で起こった津波によって飲み込まれた、というこの事件は果たして「列車事故」と分類すべきなのかどうかからして迷いますが、むしろスリランカの人たちにとってこの津波による被害全ての象徴的存在なのがこの列車なのかもしれないなぁ。
(どうもこの列車を押し流した辺りで津波が止まっているので、そんな根拠はないんですが、列車が身を挺してくれた、と思える気持ちはわかるなぁ。)
んにゃ、もちろん沿岸部の流通を一手に担っていた列車そのものの印象が深かったというのもあると思うんですけどね、近くの村からの通勤者、漁業関係者(魚獲っても運べない)、そして当然のことながら鉄道関係者、と総出で線路を直した印象が。


事故そのものはシンプル単純、近くのスマトラ島にて前日地震が、その津波の余波が走り続けていた列車を一度襲い、その周囲の人間が逃げ込んだところで第二段によって列車ごと流されてしまった、という話。いや、列車が安全だと思ってしまった、というのが勘違いにしても列車に登らなくても周辺もすでになんにも残ってないしね。。。
高台に逃げられた人と、ごく一部の人が奇跡的に助かった以外、ほぼなにもかも流されてしまったようです。しかもこれ、沿岸部って言っても海側じゃない方向から来てたから、いくら前日の地震って言っても予測は難しかったよなぁ;
とはいえ、乗車500人に無賃乗車200人(許容してるっぽいw)、逃げ込んだ村人たちの数も正確にもわからないという大惨事。けど人々は線路を空前のスピードで直し、カナダからそもそもお下がりで貰ったという機関車も直すのだ、と張り切っているのだとか。