「歴史に好奇心」明治サイエンス事件帳 #4 ハレーすい星大接近! 地球滅亡騒動

あ、なんだ、思ったよりは少数派だったんですね、ハレー彗星に本気でパニック起こしてた人たちって、というか、ハレー彗星の尻尾のところに毒ガスに相当するものが含まれているというのは事実だったんですね。大気圏やら重力やら細々した関係で特に問題がなくなるってだけなんですね、あー、そうだったのか。
確か78年ごとだったっけ? のハレー彗星と地球の大接近ですが、ちょーどそれが明治の文明開化の初期だったんで半端な科学知識が入ってきちゃってまあ大変。というか、地動説を唱えてらした学者さんより天動説を唱えてらした(いまだにいるらしいっす、まあ、聖書の世界観そのままだーっ、という人たちっても存在してますし)研究者さんのほうがよほど人間性がまともというか上なのはどういうことかと。
ある意味で、自分が納得しない限りは受け入れるつもりはない、ということでしょうか。


で、その先進的な天動説の側に立っていた研究者さんが、そのまま欧州の「ハレー彗星危険!」という論文も持ち込んでしまったので溜まりません。というか、その論文、欧州ではどのように扱われていたのか気になるのですが、実際どうなんでしょうか。
ちゅーか、天動説と地動説、太陽暦太陰暦って直接関係ないと思うんですが?
太陽の運行でもって決められたのが太陽暦で、月の運行でもって決められたのが太陰暦、そもそも太陽暦以前に使っていたのって太陽太陰暦ですし、これは4年に一度、一年数日ずつズレていく月を修正するために13月になるのが特徴でして、1ヶ月分の給料が増えることにパニクった役人が太陽暦に変えたって聞いてるんだけどなー(すげぇ)。
とはいえ、当時のマスコミは実際結び付けて語ってたのかもですね。うーむ。
踊らされやすさはどうも伝統なのか、、楽しそうだからいいか(自殺者いたか...orz)。