日本ノ建築

『建築の世紀』真夏日でも、最高気温25度 新宿御苑(旧洋館御休所、旧御涼亭)

都民にとってはなんとも羨ましい回タイトルですが(真面目に蒸し風呂になります、ここ数年)、まあ、ここのおかげでビル街の放射熱が少しは緩和されているのかなぁ、と考えていたら「このくらいの広さじゃ焼け石に水ね」と母上が。そうなのか(公式Web)…

『建築の世紀』美は機能に従う(国立天文台、旧高等商船学校)

国立天文台の“第一赤道儀室”と“アインシュタイン館”。 旧高等商船学校の“第一観測所”(こちらも赤道儀室)(天体の日周運動に合わせて望遠鏡を動かせるように設置された架台だとか)、どれも国の有形文化財に登録されているようなのですが、建築としては「機…

『建築の世紀』「記憶」を、未来の子どもたちへ 国際子ども図書館(建築家編、職人編)

近代、初の国立図書館として作られた帝国図書館の建物を踏襲し(公式Web)。 古い部分もあるけど新しい部分もあるよ、というような再生建築の一形態なのだそーですよ、とはいえまあ、母上は見ながらずっと「このくぼみが汚れると」などということばかり気…

『建築の世紀』男は銀座で飲む ボルドー(主人編、常連編)

これ、いや別にいいんですけど、建築分類でいいのかな? と思ったらチェーダー様式(最近だんだんわかるようになった)、中世イギリスの建築様式を思わせる、というような紹介をしているから別に構わないのか。 昭和2年(1927年)に建てられたという銀…

『建築の世紀』1932年 都市生活のはじまり(旧服部時計店、旧銀座アパートメント)

どちらも銀座という街が今これから発展しようとする時期に出来て、持ち主名前用途などは変わってしまったものの、今もなお生き続けている建物ですが(まあ、この番組の場合もともと使用率半々ってところだけどね)。 “旧服部時計店”は丸いカーブに添った建物…

『建築の世紀』昭和の「教室」「教科書」の昭和(中央区立泰明小学校、東京書籍印刷)

復興小学校というのはどうも、関東大震災ののち(1923年ね)、1928年くらいまでに震災前からあった小学校を再建したものを特別にそう呼んでいるそうなのですが、そのうちの代表格が“泰明小学校”。建物が全壊している中、フランスから来たのだという…

『建築の世紀』キャンパスという名の「理想都市」立教大学(本館・第一食堂、礼拝堂・図書館旧館)

母上が「立教大学って使いにくいのよねー」と番組を見て言い、解説の人は「便利な郊外型キャンパスもいいけどよぅ」と言い返してました(会話してません、てかこんな乱暴な喋り方するわけあるか)、まあ若ければ慣れるって。てか、ある程度難有りってくらい…

『建築の世紀』作家のユートピア(旧山本有三邸、旧徳富蘆花邸)

イギリスのチューダー様式(というかむしろイギリスの伝統建築が漠然とチューダー様式と呼ばれてるというのが実情らしい)と日本の建築の折衷である“旧山本有三邸”。 もともとの建築様式では客間に相当する入り口の側暖炉を持つ空間を家族のために改装し、戦…

『建築の世紀』実業家と書物とバンガロー(晩香盧、青淵文庫)

渋沢栄一−Wikipedia 故渋沢栄一氏の縁のものを集めた≪渋沢史料館≫の中の一画。 彼の私邸周辺が空襲にあった時、残ったのがこの二つの建物なのだそうです。 “晩香盧”は客を迎え入れるための場所で。 “青淵文庫”は彼の膨大な書籍を入れるための書庫だ…

『建築の世紀』「江戸前」ビルディングの粋(旧太洋ビルディング、近三ビルディング)

東京神保町の一画に、まだほとんど商業ビルなんてものがない時代に建てられたのだという“旧太洋ビルディング”(現・丸石ビルディング)。 この辺は通っていたので近くのレンガ塀なんかに見覚えがありますが。 ちょっともともと古い建物が寄り集まってるんで…

『建築の世紀』美しい、農家(旧宮崎家住宅、旧小山家住宅)

2007.05/24放送(東京MXTV) 先に紹介された“旧宮崎家住宅”。 囲炉裏に土間、カマドに萱葺き屋根という典型的な農家スタイルで(要するに日本人が想像するような)、今になっても残っているだけあって洗練されていて大層素敵。でもいわゆる“近…