社会/都市論

『都市と防災’08』#12 被害軽減のための事前準備

まずそもそも被害経験の対策というと先に被害に遭いそうな土地を避けて生活する、被害を防ぐための施設を作る(主に堤防だよね)、それと丈夫な建物に住む、などの方法があるのですが、経済的な事情などによりそうもならない時にソフト面で被害を軽減するよ…

『都市と防災’08』#11 都市の被害抑止対策

この回から14回までが第3部の【各論:都市防災上の取り組みと事例の紹介】。すでにされてきた説明の詳細や具体例について、という内容だと思うんですが。 まず構造物による被害抑止の話、危険に対して耐える構造物を作るということ。 このあとで日本の建築…

『都市と防災’08』#10 延焼火災とその対応

世界の著名な市街地大火の1位が1923年の関東大震災で34.71k㎡、2位が江戸の明暦3年(1657年)の28.79k㎡、これ「明暦の大火」だよな。それから1772年の明和9年、ひょっとして「振袖火事」かな? 大阪の享保9年(1724年)が…

『都市と防災’08』#9 火山災害とその対応

過去1万年内に噴火した、もしくは日常的に噴煙を上げているのが活火山ということなんですが(要するに1万年以上噴火したことがなくても、ということだよね)。正直、えらい長い期間のような、と思ってしまったんですが、地形の話をしているとわりと普通に…

『都市と防災’08』#8 進化する地震災害と被害相互の連鎖関係

多分私、この回の内容のようなことが聞きたくてこの授業全体を見ていたんじゃないかな、ということを思ったんですが、大雑把に言うと地震被害とその直接の原因のような部分と、民間に知られていたり語られていたことの(専門家との)齟齬というか。 例えば関…

『都市と防災’08』#7 地震と地震災害の基本

1700年からの被害者数のトップ10の1位が1923年の関東地震(被害の総称が関東大震災)、10位が1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路沖大震災)。 6位の1703年の元禄地震、8位の1855年の江戸地震が東京への被害。 津波被害が大きか…

『都市と防災’08』#6 気象災害とその対応

この回から「第2部 都市災害の事例:災害発生のメカニズムとその対策」、まず日本で一番頻度が高い気象災害について、大雑把に台風による風水害や土砂災害ってことになるのかな? ユーラシア大陸の東の端で周囲が全て海、土地の中心が山という地形で災害が避…

『都市と防災’08』#5 防災対策の基本と災害対応の循環体系

関東大震災1923年9月、火災旋風と建物の崩壊によって10万人もの被害。 チェルノブイリ原発事故1986年4月、ウクライナやベラルーシにも波及。 イベント(出来事)、アクシデント(事故)、インシデント(小事故)、エマージェンシー(緊急事態)…

『都市と防災’08』#4 我が国の防災体制

災害対策基本法。昭和34年の伊勢湾台風の影響にて昭和36年に制定。5千人を越える死者行方不明者が出た。これ以前は大きな災害が起こるたびに個別に特別法が作られていて、全体的な統合性に欠けていた。 昭和の3大台風、昭和10年の室戸台風、昭和20…

『都市と防災’08』#3 都市災害の歴史と法制度の変遷

1457年、大田道灌の築城。1590年、徳川幕府の入府。1604年、“江戸大改革”に着手。18世紀に人口100万人の世界最大の都市に。 1868年、江戸から東京へと解明。 昭和恐慌期:1923−1930年代の震災復興期。 軍事体制気:1930年…

『都市と防災’08』#2 都市・災害・都市防災

第1部の「総論:包括的に体系を修得させる」の2回目っていうか初回かな? なぜか都市の定義と都市に本来求められていたものを語り終わったあと、中国の風水の詩人往相を語り(物理的にも利に適ってるとは言われてるね)、続いて仏教の伝播の話に。 あ、キ…

『都市と防災’08』#1 講義の概要紹介と我が国の都市防災

各プレートは年数センチから10センチほど動いており、それが蓄積されると地震が起こる。 そもそも世界で起こるマグニチュード6以上の地震の21%が日本。 日本の国土は全世界の0.2%。 地震も多いんだけど、その分津波も多い。津波って英語でもツナー…