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中世の日記の世界 (日本史リブレット) 作者: 尾上陽介 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2003/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 日記というとすでにそれ単体で文学になっているようなものは学生時代に教科書で習っているし、継続…
奈良の南都の有力寺院の中で東大寺に次いで名前が上げられるのがこの藤原氏の氏寺である興福寺で、あんまり本がないなぁ、と思いながら借りて来てみたらば大和国の事実上の支配者であるため、『奈良市史』に大きく取り上げられている上、日本の商業史の最初…
1991年発行の第6版、と前書きで言及されていたんですが、他の版とはひょっとして結構内容が違うのかなぁ? ページ数が違うのがちょっと気になった。大雑把に大店法が改正される前で、百貨店の大再編期もまだまだ先、ただ、一度百貨店不況は囁かれたあと…
7割ほど読み進んだ時点で多摩川を扱っているにしてはページ配分が? ということを考えていて、羽村堰(ここで一旦全ての多摩川の水が取水されて、東京都の水源になっているようです)の単語がちらほらと見え始めた頃にやっと気付きましたが、これ、この本、…
古地図でめぐる 今昔 東京さんぽガイド 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2013/11/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る とりあえず江戸時代に5街道というのが制定されたんだけど、まあ道なんてのはずっと古くからあった…
気になったのが水田に植えるというホテイアオイ、これ私が小学校の時にある日いきなり自生してた川から全部持ち去れた挙げ句に「水質浄化になる可能性が」とか言われて今度は実験的栽培してたものだよなぁ(まあ、行政への信頼がかけらもない地域だったんで…
数年前から神社関係の本を読み始めたものの、正直なところ政治関係の事情や寺院関係の事情などと行ったり来たりするようになるまでほとんどまとまって理解が出来ず、最近もまあ行きつ戻りつ少しずつ読み進めているような風情なんですが、そもそも読み始めて…
ある意味で非常に面白かったのがとある土地に企業が来るとする、まずインフラ負担は行政側であり、つまりその地にいる古い住人からの税収入から賄われ企業はその負担をすることはあまりなく。固有資産税などはその企業に留まって欲しいために低く抑えられ、…
そういえば昔、アメリカの大統領のドラマでアフリカの指導者が「かつての緑の革命を期待しています」ということを口にしていて、当時も確か興味を持って少し調べてみた記憶があるのだけれども、多少なりと専門的な本だと旧知のこととして扱われていて、当時…
東京古道散歩 (中経の文庫) 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 中経出版 発売日: 2010/05/04 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (5件) を見る 東京の「古道」と言われるとまあまずちょっと詳しい人だと江戸の頃の日本橋を基点にし…
全23冊のシリーズで、第1巻が練馬で第2巻が新宿、すごく大雑把に1巻は学術的な内容だったんですが、2巻は通俗的な内容が多く、なんで違うんだろう、と考えていたんですがその辺は著作担当の「練馬郷土史研究会」と「新宿の歴史を語る会」の違いかな、…
中世の天皇観 (日本史リブレット) 作者: 河内祥輔 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2003/01 メディア: 単行本 クリック: 3回 この商品を含むブログ (4件) を見る そもそも「万世一系」という言葉そのものが近代に出来たのだということは単純な事実なも…
興味があるのがどちらかというと明治から昭和の初期くらいに掛けて民間で大概戦国時代になって効率もへったくれもなかった、とよく聞く電力業界に関してで(風呂場と今の電力会社が違うとか昼と夜とで事業者が違うなどの混乱と言われてたあれです、それはた…
古いフランス人の作家が(つまり植物学の門外漢)、どうも読んでいる限りでは植物学そのものが変化している時代に、「ちょっと科学的なことに興味のある素人」であるところの読者に向けて書かれたのだろう本で、ものすごく正直なところを言えばナショナル・…
鉄が少ない環境だとガンの増殖が抑えられるらしいんだよ、ということを聞いて渡されたのがこの本だったんですが、治療が難しいC型肝炎(ウィルス性なので、ウィルスも死ぬけど人間も非常に苦しいみたいな)も献血の要領で毎月血を抜いていけば増殖しにくく…
もともと旧街道や江戸時代への興味から入ったわけではないもので(鉄道の建設初期の話だとどうしても前時代の事情が関係してくるので少しずつ)、この前に何冊か読んでいてようやっと宿場名には聞き覚えが出来てきたというところなんですが。神奈川県下の宿…
そもそも「銃後」とはなんですか? という女子生徒の問いから始まったこの本、大雑把に女子どもに老人、本来の意味は戦場に出ていない兵士以外という意味だったのだろうと思うのですが、日本の敗戦直前の時期には、本当にほとんど全ての男が戦場に直接借り出…
船舶とのサイズ比較に新幹線(これはなんとなくわかる)と京王プラザホテルのシルエットが出てきていたので京王線の沿線住人としてはぷはっ、と笑ってしまったんですが、ふーん、昭和57年の時点でまだ代表的な高層建築だったのかもなぁ。(今ではすっかり…
同じシリーズの『三井グループ』を読んでからこの本を読んだのですが、うーん、思った以上にだいぶ差が付いていたなぁ、というのが正直なところかなぁ。戦前は概ね同格というか、どのような角度で見るかで三井三菱のどちらが上かは解釈が別れてたんですけど…
私が読みたかったのは日露戦争ののちに重工業が急速な発達を見せた、という部分だったんですが(で、どうも関東大震災の頃までに都市人口の増加の原因になったらしいです、日露戦争が明治37年から38年まで、関東大震災は大正12年ですね)。それが直接…
古地図で歩く江戸城・大名屋敷 (別冊太陽 太陽の地図帖) 作者: 岡本哲志 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2011/02/23 メディア: ムック クリック: 7回 この商品を含むブログを見る 前に読んでいた本で東海道沿いの大名行列は見物人が多い関係でどうしても華…
図説 平清盛がよくわかる! 厳島神社と平家納経 (青春新書インテリジェンス) 作者: 日下 力 出版社/メーカー: 青春出版社 発売日: 2012/01/06 メディア: 新書 クリック: 4回 この商品を含むブログ (1件) を見る とりあえずなんのために読んだのかというとこ…
対ロシアの北方領土問題、対中国の沖縄(琉球王国)と台湾問題、そして欧米人が事実上の雑居をしていた小笠原諸島問題とが順番に語られている本だったんですが(完全に分離はしていないものの、概ね順番に扱われていたようです、当時の外交処理能力的に平行…
いささかありゃ、こっちの資料にしちゃったのか…みたいな部分があったので初心者向けかっていうと微妙だし、踏み込みって意味では足りないし、みたいな気持ちにはなったんですが、足利義政(8代)に関しての内容はいいんじゃないでしょうか、あと、日野富子…
最近この時代とこの「東大寺と興福寺の炎上」を続けて読んでいるので当然なものの、だいぶ何度も燃えた印象になってしまっているんですが…そういやこのあとにも室町時代の末期に燃えたんだっけ東大寺、ご愁傷様です。(室町時代には興福寺は無事でした、そう…
大雑把に日本で最後の事実上の後宮であった明治天皇と皇后を取り巻く世界の話だったんですが、この本を書いてる人は女性なのかな、男性なのかな、ということがちょっと気になったものの、読んでいるうちにまあどちらでもいいかなという気持ちに。特に本の最…
前に読んでいた本で土木というのはそもそも日本独自の分類、ということを聞いたんですが、他国では実際どうなんだろうなぁ。特に施工方法に違いがあるというわけではなく、わりと別け方は恣意的、というより、ある程度デザインが求められるものが建築、それ…
個人的には記録のない平成に入ってからたまたま発掘されたという七道駅路と同じくなぜか周辺施設は記録にあるのにやっぱり建築記録がない大宰府のことが読めないかな、と思ったんですが(巨大っていうとこの辺なのですよ)、んーまあ、1998年(平成10…
そもそも水はローカル資源であって、水資源が豊富なところで節水したところで誰にとっても利益があるわけでもないので(水道水を汲み上げている地域は一定数あるので電気の節約にはなるけど、と言ってましたが)、特に節水の必要はないよ? ということや。水…
まずそもそも三井グループというのはどこからどこまでか、ということだと今はわかりませんが(1978年刊行)、この本の時点だと「二木会」の参入メンバーなのね、正直「月曜会」のほうが知名度上のような気もしますが、財閥全体の本だとそれが出てくるし…