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近代以前戦記

「安芸毛利一族」読みなおす日本史、河合正治

とりあえず知っている人物は毛利元就くらい、それ以前になにをしていたのかはよく知らん! という人が多いんだろうなとほんのり感じないでもないものの(私は毛利元就もよく知らないよ!!)、特に大人物がいたわけでもないのに気付いたらえらいこと大きな家…

「古代刀と鉄の科学」雄山閣考古学選書39、石井昌国/佐々木稔

奥州(というか東北)の舞草鍛冶というのが前から気になっているんですが、日本刀単体の本だと30冊くらい読んできて今の時点でカラームックの1冊にしか載ってなかったので、こう、そのこと自体を一体どう捉えていいのかわからないんですが。直刀がのちの…

「日本刀全集(1 日本刀の歴史」本間順治/佐藤貫一・監修

全9巻なのでもうちょっと仰々しい内容かと思っていたんですが、正直これだったらもうちょっと早めに読んでおいても良かったかなぁ、あれですね、兵部省造兵司で武器製造してたんだよん、という内容と、部民(べみん)という存在が上代にあってそこにいろん…

「わが国古代製鉄と日本刀」長谷川熊彦

この本の刊行が1977年(昭和52年)なので、正直気になって仕方なかったんですが鋳物師関係の資料が引かれてないのってひょっとしてまだ研究が進んでいなかったのか協力が得られなかったってことなんでしょうか、さすがに鉄を扱っててそこがないのはち…

『日本の美術431 日本刀-藤澤乙安コレクション』広井雄一

一旦丸々2冊分のブックレビューをざくっと消してしまっていたんですが、雑誌分類で特集一つのみを扱った体裁で、至文社の発行ですね。で、ここの特集名に掲げられている人物が何者か、というのは私だと残念ながら存じ上げないのですが、まあ刀剣業界という…

「東京下町に眠る戦国の城・葛西城」遺跡を学ぶ057、谷口榮

東京下町に眠る戦国の城・葛西城 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 谷口榮 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2009/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 葛西って言われると「葛西菜」「IT関連のインド人町」「東京メトロ・東西線」「葛…

「天下統一の城・大坂城」遺跡を学ぶ043、中村博司

天下統一の城・大坂城 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 中村博司 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2008/02 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る んー、今の時点でもうちょっと読んでもいいかな、という気分なんですが(岩波新書で『…

『日本の美術137 刀剣-大和と美濃』小笠原信夫・編

鎌倉か室町時代辺りに出来たと言われていてあまり一般的に語られているわけでもない日本刀の分類に5伝というものがありまして(目安みたいな感じだしね)、その中に大和伝と美濃伝というものがあるんですが、この場合はその認識のほうがわかりやすいんじゃ…

「大友宗麟の戦国都市・豊後府内」遺跡を学ぶ056、玉永光洋/坂本嘉弘

大友宗麟の戦国都市・豊後府内 (シリーズ「遺跡を学ぶ」) 作者: 玉永光洋,坂本嘉弘 出版社/メーカー: 新泉社 発売日: 2009/03 メディア: 単行本 クリック: 9回 この商品を含むブログ (1件) を見る この本の中に出土品として出てきていたメダイというものをよ…

「日本刀研究 評論随筆編」佐藤幸彦

この中で「正宗に関してはいかがわしさを感じている人が多い前提で語らなくてはならないのか」というようなことが語られていたんですが、正直まあそんな感じですかね、そもそも日本刀に関してはある程度読んでいると説が一定でない上にその説同士が全くすり…

「刀狩り-武器を封印した民衆」藤木久志

そういえば昔、鉄道の歴史を読んでいた時に鉄道の測量に二本差し(刀と脇差、武士身分であるという証明なので外して歩くと問題だったそうですよ)で来るので、頼むから邪魔だからなんとかしてくれ、ということで廃刀令が出されたというのは聞いたことがあっ…

「日本刀の科学的研究」俵国一

正直なところブックレビューをまとめようとして昭和28年という刊行年に驚いたんですが、え、あれ、GHQから日本刀を美術品として認める、ということが言われたのと同じ年じゃなかったでしたっけ、なぜかあんまり詳しく語られているところが少ないのでそ…

「古城の風景(7 桶狭間合戦の城」宮城谷昌光

桶狭間の戦いというのはあれですね、今川義元と織田信長の戦いが最近たまに「なんで織田方が勝ったんだかよくわからない」と言われているものなんですが(昔はそれほどでもなかった)、うん、織田方がどうも途中まで今川軍の動きが把握出来てなくて策がなか…

「日本刀研究 佐藤幸彦刀剣論文集」佐藤幸彦

どちらかというと全体的に刀剣関係資料を提示して、結論まで至らないスタイルが多かったというか、特に熱田神宮や熊野三山などの記帳に刀工名が、なんて論文はほとんどネタ振りみたいなものだったんじゃないかなぁ、というのが正直なところです。神社関係の…

「古城の風景(6 北条水軍の城」宮城谷昌光

まあ正直なところこれ1冊(前が「北条の城」なので2冊かな)読み通したところで北条氏がどういう一族か、ということは特にわからないんですが、要するに鎌倉幕府の時点でのあの北条氏と基本的には同じ一族って考えていいのか…。いや、名前変えちゃったり名…

「御剣」小笠原信夫・監修

この小笠原氏というのは新刀(虎徹を扱っていた新書とあともう1冊カラーブックスの本を読んだんですが)をメインにした方なのかな? 個人的には初心者本を読んだら次くらいにこの人読むのがいいんじゃないのかなぁ、文章が平易とかそういうレベルじゃなくて…

「古城の風景(5 北条の城」宮城谷昌光

なにか個人的に北条早雲になにかいいイメージがあるらしくて、わりとときめきながら読んでいたんですが(応仁の乱より前から出てくるとどうしても戦国時代の人って感覚薄いんだけどね、あの辺りまではがっつり足利将軍が幅きかせてるしなぁ)、なぜかこの人…

『原色日本の美術(21 甲冑と刀剣』

昭和45年(1970年)刊行で昭和52年の段階で15版、あれです、ちょっと前に読んでた毎日新聞社の『国宝』とわりと似たようなコンセプトじゃないのかなぁ、こちらは小学館の発刊。大きさが同じだったんですがこれよく大型の辞書とか百科事典にあるサ…

「日本刀おもしろ話」福永酔剣

今まで見たことのないような刀に関しての逸話がたくさん載っていて、なんでだろう、メモを取ったほうがいいんじゃないか、と考えながら読んでいたら、これはあれか、近代以降の歴史認識では「間違いと見做さざるを得なくなった刀」全般かww蛍丸に関してだ…

「古城の風景(4 徳川の城・今川の城」宮城谷昌光

確かこの間見たNHKの『歴史秘話ヒストリア』では今川氏に送られるはずだった竹千代(徳川家康さん)が織田氏に浚われ、戦争になって今川氏が取り戻した、ということが語られていたものの、織田で一度人質の経験をしていた彼にとってはそれほど辛いもので…

「刀工遺跡めぐり330選」福永酔剣

意外とこの本が新しくて平成6年の刊行だったんですが、正直なところなんとも古臭い感じの体裁が漂うのは著者さんのご年齢のせいか(確か戦場はマニラだったっけ?)。あと新々刀(幕末以降ね)だとそうでもないんですが新刀も古刀も曖昧だよね…。新刀は大雑…

「国宝(8」工芸品III刀剣、文化庁監修

『国宝(8』の工芸品IIIの1984年刊行の朝日新聞社の本? なんて言うんだろうねこれ、いわゆる教科書サイズの倍みたいな感じの、うーん、ハードカバーなのかそれとも図書館のほうで補強修復されているのか(なにもかも曖昧すぎる)。ちなみにアマゾンの…

「古城の風景(3 一向一揆の城」宮城谷昌光

タイトルを打ち込みながら一向一揆に関連したところなにが出てきたかなぁ、と思い出そうとしたものの、ひょっとして本の中で出てきていた城郭を持つ寺関係(これがある程度なりわかる形で残っているのって珍しいんだって)がそれだったのかな、とようやく気…

「古城の風景(2 松平の城」宮城谷昌光

この巻では主に三河の周辺をうろうろというかぐるぐるしていたんですが、うーん、なんかほとんど資料というか逸話を引き出すきっかけになっているだけで、ほとんど城がどうのって感じではなかったんですが、読み終わって本をまとめようとして調べてみるとい…

「刀と首取り-戦国合戦異説」鈴木真哉

刀と首取り―戦国合戦異説 (平凡社新書) 作者: 鈴木真哉 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2000/03 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (7件) を見る 居合いの経験者で業界人にも知り合いが多く、日本刀の絶対神話にうんざりしてい…

「名刀虎徹」小笠原信夫

日本刀―日本の技と美と魂 (文春新書) 作者: 小笠原信夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/05 メディア: 新書 クリック: 4回 この商品を含むブログ (8件) を見る 前から本を読んでいてなかなか把握出来なかったいわゆる「新刀」の初期の本で、時期は大…

「戦国誕生-中世日本が終焉するとき」渡邊大門

戦国誕生 中世日本が終焉するとき (講談社現代新書) 作者: 渡邊大門 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/05/18 メディア: 新書 クリック: 7回 この商品を含むブログ (14件) を見る とりあえず応仁の乱が戦国時代の初め、とされているものの、もうちょっと…

「刀装のすべて」復刻叢書、小窪健一

日本刀の業界はそもそも出版年はあまり重要でもない気もするものの、昭和46年の復刻版、ということは戦後26年かな。現在2015年は全くその業界は下火になっていて(かなりお金ある方が逆に残ってる風情はあるけど確かに一般人は全くいない、ある本を…

「新・日本名刀100選」佐藤寒山

今までほとんど単独で読めなかった長船関係がようやっとわりと細かい単位で読めたなぁ、というのは良かったものの、やっぱり実用品なだけに大量生産みたいなことしていたんだろうか備前、みたいな気持ちになるなぁ。(いやそれがいいとか悪いとかじゃなくて…

「日本刀の教科書」渡邉妙子/住麻紀

えーと、日本刀の本の12冊めで一番最初に読んだのと同じ人ですね、なんと言ったらいいんだろう、刀工寄りの美術品系ですかね。武将と刀の話ってこの人とあと一系統くらいいる感じかなぁ、微妙に触れてるところが違うのでわりと気になる。前からちまちまと…

「戦国時代の足利将軍」歴史文化ライブラリー323、山田康弘

応仁の乱の関係の本がどうにも進まなくて(どうも読みにくいんだよね、全般的に)、正直なんとなく関係してるかな、と手に取ったもののだいぶ良い本だったと思うんですが、うーん、国連の例えまではわからないでもないんだけども、国連がその後ろ盾となるべ…

「日本刀の本」別冊宝島2120

日本刀の本 (別冊宝島 2120) 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2014/01/15 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 正直だいぶ薄く、少し前に読んでいた『図説・日本刀大全』歴史群像シリーズのほうが写真の出来という意味ではだいぶ上だったんですが…

「図説・日本刀大全」歴史群像シリーズ、稲田和彦

日本刀の本、10冊め、だっけかな? どうも同じ目的の人がだいぶ読んでいるようだけど発行は2006年、とりあえず写真の質がだいぶいいので刃紋が見えます、初めて「帽子」の意味わかったよこれは撮るの大変そうだ本気で…。ただ、刃紋の種類というよりは…

「古城の風景(1 菅沼の城・奥平の城」宮城谷昌光

どちらかというと面白かったのはタクシーの運転手が城跡のことをなぜかそれとなく把握しているという辺り(さすがに小説関係の人の集団が痕跡を見つけられるかどうかというものはわからなかったみたいだけどw)、城跡のわりには地形がおかしい、防御が出来…

「刀剣」カラーブックス175、小笠原信夫

一旦読み終わってぼんやりと見返していたんですが、あ、そうか、あんまり見たことがない刀の写真があったりするのは、著者さん自身の行動範囲なんかにもよるのかもしれない、と思わないでもなかったんですがカラーで刃紋までわかるのすごいよなぁ、あと、刃…

「応仁の乱」鈴木良一

応仁の乱 (岩波新書 青版 873) 作者: 鈴木良一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1973/10/22 メディア: 新書 クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る 応仁の乱というのはどうもそもそも幾つかの事情が絡み合った、ええと、戦国時代の初めとされ…

「武将と名刀」佐藤寒山

昭和39年時点で(前に読んだ『日本名刀物語』の2年後で戦後19年ね)、すごく大雑把に「享保名物帳」という本にかなりの部分を頼っておいでのようなのでそこまで精度が高いかというと正直怪しいものはあるものの、戦国時代の記録に頼るに頼れないみたい…

「図説 織田信長」小和田哲男/宮上茂隆・編

現在中公新書のわりと細かいシリーズをぽちぽち読んでいるところなんですが、うーん、この順番で良かったんじゃないかな、という雑感。かつて読んだことのある本がほぼ戦国大名のみで人生の解釈をしようとしていたのでかなり意味不明だったんですが、寺社と…

「名刀伝説」Truth In Fantasy66、牧秀彦

名刀伝説 (Truth In Fantasy) 作者: 牧秀彦 出版社/メーカー: 新紀元社 発売日: 2004/10 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (3件) を見る えーと、日本刀関係で7冊めかな、正直なところだいぶ読みにくい内容だったんですが(そんなに興…

「信長と久秀、悪名の誉れ」小林克巳

松永久秀と言われるとよくわからなかったものの、ああ、「松永弾正」か! 地位名のはずなんだけどなんか彼と結び付いてるよねー、ということが語られてましたが、確かにそうだなぁ、で、悪党と言われているそうなんですが、正直なところ信長と比べるとさした…

「日本名刀物語」佐藤寒山

アマゾン.comの登録が佐藤貫一になっていたんですが、うーん、こっちでも正しいみたいですね。結構古い人なのでそこまで面倒でもないんだけど情報分散するよなぁこれ、図書館にはどっちで登録されてるのか入った版で違ってきそうだなぁ。で、大雑把に昭…

「城が見た合戦史―天下統一の野望をかけた城をめぐる攻防」二木謙一・監修

正直なところ城が知りたいという目的で手に取った本だったのでそういう意味だけで言えばだいぶ肩透かしだったものの、城そのものの現存や規模ではなく「城にまつわる大きな攻防戦」のみに絞って時代順に並べ、その順番に人物を説明してくれてるってのはだい…

「騎兵と歩兵の中世史」歴史文化ライブラリー184、近藤好和

そういやいまいち中世という時代がピンと来てなかったんですが、あああれか、いわゆる律令制の成立くらいからになるのかな? 防人とその派遣先だった九州の大宰府(大雑把に対大陸の入り口で当然防衛拠点にも)くらいしかある程度なり把握しているとは言い難…

「日本刀名工伝」福永酔剣

同ジャンルの日本刀の本で5冊目、明らかに順番を間違えた気がします辛かった、あれです、正宗に銘がないってのは最近ぽちぽち聞いてたんだけど(さすがにあれは有名だし)、そもそも正宗って誰よ、とりあえず3人はいるんだけどもあとが不明とか、そもそも…

「弓矢と刀剣-中世合戦の実像」歴史文化ライブラリー20、近藤好和

中世の戦闘風景というのはどうも軍記物に頼るしかないというのが現状で、その軍記物にしてからが成立がかなりあとのはず、ともなると当時の実際の戦闘風景はある程度推測するしかない、というのが実情らしいものの「刀と弓矢はいつの時代にしたところで並存…

「日本刀ハンドブック」目の眼ハンドブック、杉浦良幸

とりあえず同ジャンル3冊目、本が「帽子」から始まっていたので(切っ先の辺りにある波紋、なんだろう、刃が段になっているというか折り返してるというか、多分見たことはあるんですけども文章にするの無理)、これは実用品でなにか切る時に必要なのかそれ…

「日本刀-日本の技と美と魂」小笠原信夫

ジャンル2冊め、あれです、擬人化ゲームから手を取りました(カムアウト)、が、ゲームしてなかったら多分読めなかったんだけどこれマジ!! あれですね、素人は巻末の引用を先にざっと読みながらがいいと思います、それでもややこしいけど。要するに今ある…

「名刀と日本人-刀がつなぐ日本史」渡邉妙子

そもそも日本刀とはなんぞや、というところも少しは語られているのですが、鋼を鍛える話をしたらそのまま折々に贈られる日本刀、という区分になって、だいたいの話は戦国武将と名刀みたいな話だったかなぁ。まあ、ちょっと読んだきっかけがありまして、すみ…