交通史

「道(2」ものと人間の文化史116、武部健一

もともと七道駅路というのが律令制の頃にあって、それからかなり時代がぶっ飛びまして鎌倉幕府の頃には「いざ鎌倉」という言葉を思い出していたんですが、御家人が鎌倉に駆けつけるための上道・中道・下道(これ読み方が謎なんですねw)があってね、という…

「道(1」ものと人間の文化史116、武部健一

この本に辿り着いたのは明治初期にルートが選定されていた鉄道初期の計画のことを調べていて、まず江戸五街道が基盤にあって、甲州街道は新設(道自体は前からありますが)、東海道はルートが変更され、中山道はもともとは東山道と呼ばれていて、という話を…

「新幹線、国道1号を走る-N700系陸送を支える男達の哲学」交通新聞社新書009、梅原淳/東良美季

新幹線、国道1号を走る―N700系陸送を支える男達の哲学 (交通新聞社新書) 作者: 梅原淳,東良美季 出版社/メーカー: 交通新聞社 発売日: 2009/10 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 40回 この商品を含むブログ (3件) を見る 正直タイトルは輸送になっている…

『週刊 東洋経済』2014年5月3・10日号合併号「最強のエアライン」

週刊 東洋経済 2014年5/3・5/10合併号 [雑誌] 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2014/04/28 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る あれ、まだこの時点ではMRJ(三菱重工が作ってる純国産機)の話って出てなかったけ、と思ったんです…

『東京人』2013年06月号「東京バス散歩」

東京人 2013年 06月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/05/02 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (1件) を見る 私はバスマニアの人たちは会話を覗いたことがあるくらいなんですが、都市近郊は特に私鉄かその資本が入っているバスがほとん…

「エアライン戦争」別冊宝島社編集部・編

2000年の刊行なので14年前なんですが、その間の違いと言ったらこの本の中でも危ないと言われていたJALの破綻、それからのちの再生(危ないと言われてなかったところが特にないので語弊がありますが、NWとかスイス航空やルフトハンザくらいかな、…

「ぶらり鉄道、街道散歩」芦原伸

ちょうどこの辺りのことを読んでいる真っ最中だったので、少し期待して手に取って、タイトルにそぐわなかったわけでも、文章が下手だったわけでも、内容が詰まらなかったわけでもないのだけれども、うーん、なんだろ…。上手く言えないんですが、地域と歴史の…

「古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド」玄光社MOOK、荻窪圭

古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド (玄光社MOOK) 作者: 荻窪圭 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2012/12/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る とりあえず江戸時代に5街道というのが制定されたんだけど、まあ道なんてのはずっと古くからあっ…

「近代交通成立史の研究」山本弘文・編

タイトルを見るとやっぱり鉄道を思い出す人も多いと思いますが、実際それもありますが思ったよりも、なんだ、東海道の宿場町、舞阪宿が財政破綻して(幕末に行き来が増えたのに補償がありませんでした、これ何度も聞くけどなんでだ?)ぴーぴーとお金足りま…

「古地図・古写真で見る東海道五十三次」別冊歴史読本21、今井金吾

古地図・古写真で見る東海道五十三次 (別冊歴史読本 (21)) 作者: 今井金吾 出版社/メーカー: 新人物往来社 発売日: 2002/08 メディア: ムック この商品を含むブログを見る もともと旧街道や江戸時代への興味から入ったわけではないもので(鉄道の建設初期の…

「横浜開港と交通の近代化-蒸気船・鉄道・馬車をめぐって」近代日本の社会と交通1、西川武臣

一応鉄道の開通までは触れてはいるのですが(日本最初の鉄道は横浜と東京を結ぶものだったので、駅名で言うと新橋、今の浜松町)どちらかというとこの本そのものは、鉄道前史と表現したほうが近いんじゃないのかなぁ。電信が通り、郵便が少しずつ浸透して、…

『週刊 ダイヤモンド』2014年3月15日号「最上のエアライン 豪華客船&観光列車」

週刊 ダイヤモンド 2014年 3/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2014/03/10 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 2014年の4月の、中旬以降だったかな? ピーチ・アビエーションの操縦士の健康水準が悪化していて就航不可能に…

「古代道路の謎--奈良時代の巨大国家プロジェクト」近江俊秀

最近ぽちぽち街道関係の本を読んでいるせいで、なんだろう、例えば江戸5街道の一つ、甲州街道などに関しては整備されたのが江戸に入ってから、というのも明記してあるし、それが幕府の命によって、ということもはっきりしているようなのですが、東海道とか…

『週間 東洋経済』2007年4月7日号「世界で一番信頼できるエアライン」

正直もともと飛行機にあまり興味がなく、鉄道趣味の一環で空港路線に関して読む関係で空港の本はぽちぽちと手を付けていたもののあまり進まず(経営状態が特に地方空港で頭打ちになっているし、成田は落ち目だし、羽田も限界あるし、で読んでて暗くなるんで…

「多摩と甲州道中」街道の日本史18、新井勝紘/松本三喜夫・編

今でもなんとなく“三多摩”という呼び方には馴染みがあるものの、実際の行政地域ではないんだよん、というのは結構若い人でも知ってるのではないかと思うのですが、大雑把に今の豊島区なんかも多摩だったので実は三多摩になったのもそんなに古い話でもないん…

「地図で旅する東海道」今尾恵介

そもそも駅というのがかつて街道に設置されていた替え馬のある場所だとか、宿というのは旅人に向けて設置されていた宿場街だったとか(新宿も普通にそういう意味の地名)、最近は微妙に認知されているような気もするのだけれどまだ教養の部類か、なんとなく…

「のんびりひたすら江戸五街道」佐藤清

国道20号線の側に住んでいて近隣の家は車に乗らないを通り越して玩具のようなものなので(近くの車はだいたいぴかぴかしてますw)、国道20号ではなくてあくまで「甲州街道」と呼んでいて、そこから江戸五街道、という表現にも興味を持ったのはそもそも…

「首都高速の謎」清水草一

首都高速の謎 (扶桑社新書) 作者: 清水草一 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2011/03/01 メディア: 新書 クリック: 5回 この商品を含むブログ (4件) を見る 首都高速4号線、だいたい根元の付近に住んでおりまして、文章の中でも自分の住む地名や近隣が出て…

『東京人』2013年08月号「東京の古道を歩く」

東京人 2013年 08月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 都市出版 発売日: 2013/07/03 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (2件) を見る 今でも甲州街道を当たり前のように生活の指針に(越えるの地味に面倒なんですよね、首都高のジャンクションがある地域です)…

『週刊 ダイヤモンド』2011年11月19日号「「世界の空」大争奪戦」

最初に開業したLCC、関空発のピーチがどうも好きなので(機体も可愛いんですが「飛行機初めてってお客さんが多い」「むしろ隙間の需要掘り返しになっていて既存航空会社からも歓迎の雰囲気」というLCC全体の流れを作ったとか、大人しい雰囲気の客室乗…

『特報首都圏』LCC就航1年 変わるか 首都圏の空

福岡まで1万2千円、という値段はそこまで魅力を感じなかったんですが正直、あー、1時間半かぁ、でも成田から1時間半ということは、と頭の中で計算する感じですね。国内線だとそこまで前に来い、ということでもないし(LCCなんでまあ早めですがそれを…

『週刊 ダイヤモンド』2012年7月7日号「エアラインLCCを使い倒せ!」

関空にピーチがまず参入し、その後成田にエアアジア、ジェットスターと次々と開始されたLCCなのだけれども、もともと都市圏が極端に強くてそれ以外の都市空港が弱いとされてきた日本で他の開業があるのかなぁ、というと若干疑問だし。 どちらかというとL…

「バスの文化史」中川浩一

バスってのはもともと乗合馬車のオムニバスが縮まったものでね、というところから本は始まりまして、その起源はフランスのパリ、続いてイギリスのロンドンに渡り、という辺りからわりとあとはわーっと広がったのかな? という気もするんですが。 それからス…

「国道の謎」松波成行

国道の謎 (祥伝社新書 160)作者: 松波成行出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/05/29メディア: 新書購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (30件) を見る 国道20号線(甲州街道としか呼ばないですが)を生活の一部にしているもので、まあそこまで…

『週間 東洋経済』2012年4月7日号「エアライン&エアポート」

日本には赤字の地方空港がたくさんあって(ただし、本数が少なくてもきちんと黒字体質の地方空港もあるということなので要するに管理が甘いんだろうね、詳しいことはわからないけど仕組み聞いてると国営に近い状態になってる)、どうしても本数が多くて安い…

「羽田vs.成田」唐津雅人

少し本で語られていたのとは順番が前後しているのだけれど(この本は章ごとに個別テーマ、という感じではなくて全体で大きな流れを語っていたという印象ですね)、イギリスのヒースロー空港が実は成田とそれほど変わらない条件にあるのだよ、ということと、…

「甲斐と甲州道中」街道の日本史23、飯田文弥

甲斐ってのは現在の山梨で、さて、なんでかつての“国”とほぼ同じ領土を保っているこの地が山梨という一部地域の地名を県名としなくてはならなかったのか、ということが語られていたんですが、うーん、あくまで直接反抗していたというわけでもないからなのか…

『探検バクモン』ニッポンの空の舞台ウラ

羽田空港にANAを訪ねたよ! というこの回、大概古い回を(録画用ディスクが散乱しててね)引っ張り出して来ているせいで、昨今話題の787がごく普通に映ってるなぁ、とか、わりと余計なことは考えましたとも。 LCCはほとんど出てきませんでしたが、…

「成田空港-日本最大の国際空港を大解剖!」日本の空港シリーズ5、AIRLINE

成田空港作者: AIRLINE出版社/メーカー: イカロス出版発売日: 2006/06/30メディア: 大型本 クリック: 35回この商品を含むブログを見る もともと鉄道趣味から入って、少しずつでも他の交通との関係も読んでいったほうが面白いかな、でもあんまり本格的なこと…