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「荘園絵図が語る古代・中世」日本史リブレット076、藤田裕嗣

荘園絵図が語る古代・中世 (日本史リブレット) 作者: 藤田裕嗣 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2009/02 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (1件) を見る 個人的には荘園の形成とその影響のようなものを知りたかったのですが、これ…

「足利義満-法皇への夢を追った華麗な生涯」日本史リブレット039、伊藤喜良

足利義満―法皇への夢を追った華麗な生涯 (日本史リブレット人) 作者: 伊藤喜良 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2010/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 足利将軍って正直この三代将軍と初代の足利尊氏くらいしか知らない、でもそ…

「神社でたどる「江戸・東京」歴史散歩」歴史新書、戸部民夫

この本の著者の人はなんと言えばいいんだろう、なんかちょっとこう、うーん、扱いジャンルが広くて正直テーマごとが深いとは言いがたいんだけども信頼している人の一人です、なんかね、扱い方が教科書にいい意味で近くて誠実な気がするんだよね。ちょっとそ…

「金工史談 続篇」香取秀真

特に面白かったのが「掛仏」という神社に飾られた仏の像と(多分鏡から発展したんじゃないかなー、ということが解説されてましたが、まあ、技術的な観点から述べられてるんだろうね)、東大寺が二度目に燃えたあとに大勧進になった重源やら栄西などの行動が…

「金工史談 正篇」香取秀真

今手元に続篇のほうがあるんですが、えーと、昭和51年に初版か、ただ、そもそもこれ自体が亡きお父さんの残した遺稿みたいなことを言っていたので内容そのものにはこの時期は特に関係がないのかな。さすがに平成15年に第三版を重ねていてここまで古い体…

「仏像に聞く-鑑賞を深めるための基礎知識」江里康慧

前にまとめて読んでいた『日本の美術』の彫像関係の古いシリーズに続けて2種類めかな(著者さんは違ったものの、情報などは合わせていたようだったので)、で、そちらのシリーズでは「定朝」という人物を最初の仏師として紹介して、そこからの系譜として円…

「怪しいものたちの中世」本郷恵子

まあ正直ざっくり怪異(最近出た本当に「怪異」とタイトルに入ってる本、怪異の社会学だっけ? 中世か室町時代の本ですが)の本を読もうとしてなぜか間違って借りてしまったような体たらくなんですが、別に読めないということはないです。というか、中世に関…

「もっと知りたい茨城県の歴史」歴史新書、小和田哲男・監修

もっと知りたい茨城県の歴史 (歴史新書) 作者: 小和田哲男 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/01/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 今の時点でこのレーベルで宮城県で2冊、茨城県を2冊と読んできているところなんですが、宮城県は「あな…

「たたら製鉄」吉備考古ライブラリィ10、光永真一

そういえば前に友人と話していたことがあるのですが製鉄(まあ総称ではないらしいんだけども、一番わかりやすいのがこれだしこの本ではこう統一されていたので)関係の技術のことを基本的に全て「たたら」と呼ぶのだと言ったらなんでまた一体?! ということ…

「日蓮宗の歴史-日蓮とその教団」教育社歴史新書 日本史181、中尾堯

戦国時代の本を読んでいると最近(少し昔はあんまり存在を認識されていなかったようですが)、かなりのエンカウント率を誇る法華宗は前々から興味があったんですがそもそも「日蓮宗/法華宗」の呼び別け方が曖昧でよくわからず、なにか明確な基準があるのだ…

「あなたの知らない神奈川県の歴史」歴史新書、山本博文・監修

あなたの知らない神奈川県の歴史 (洋泉社歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2012/04/06 メディア: 新書 クリック: 10回 この商品を含むブログ (2件) を見る 比較的この地域(神奈川県、というか)の本は読んできたように思うものの…

「あなたの知らない細川家の歴史」歴史新書、渡辺誠

あなたの知らない細川家の歴史 (歴史新書) 作者: 渡辺誠 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2014/06/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る このレーベル、正直本屋などでもちょくちょく見かけるのですが見た目とタイトルがタイトルでなかなか信用す…

「和菓子」子どもに伝えたい和の技術4、和の技術を知る会

和菓子っていうと正直なところ、小さいのにかなり値段が張るものという印象で、まあ、この本を借りたのも現在ぽちぽちと趣味でやっているミニチュア作りの一貫の参考になればいいかなー、という程度の動機だったんですが。まず、材料名にほとんど見覚えがな…

「あなたの知らない宮城県の歴史」歴史新書、山本博文・監修

あなたの知らない宮城県の歴史 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2013/03/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ええと、すごくざっくりと大昔は陸奥だったんだよーん、というところや、そこに多賀城があったんだよねぇ…

「江戸300藩 物語藩史 九州篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 九州篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/12/03 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 正直なところ黒田家(外様の大藩)、細川家(同じく外様だけどひょっとして黒田家の押さえかこれ、全く地…

「頼朝の武士団-将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉」細川重男

頼朝の武士団 ~将軍・御家人たちと本拠地・鎌倉 (歴史新書y) 作者: 細川重男 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2012/08/04 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る そもそも正直なところ今の時点でも知名度があるのが弟の源義経のほうなので(それすら知…

「管領斯波氏」室町幕府の研究1、木下聡

とりあえず私がもともと知りたかったのは畠山氏だったんですが(室町幕府の三管領の)、今更そこまでせせこましいことは言うつもりはないものの、やたらと悪目立ちする細川と、なんかいい意味でも悪い意味でもあんまり目立たないんだけどもだいたいずっとそ…

「今昔:鉄と鋳物-日本刀・茶釜・大仏・鐘めぐり」塚原茂男

この前後にちまちまと読んでいたせいでなにがどれだったのかの記憶が薄いんですが、技術を見に行ったり実物を中心に展開している本だったかなぁ、遺跡中心にしていた本なんだったっけ…あ、そうか、冶金考古学の本か。中で覚えているのが鐘の章で、これのなに…

「江戸300藩 物語藩史 中国・四国篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 中国・四国篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/09/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る この本をここまで読んできて微妙に感じたのが主要街道がいまいち認識されてないね? というところな…

「藤原定家の時代-中世文化の空間」五味文彦

AだBだ、しまいにはCだという架空の人物が出てきてディスカッションを重ねるというスタイルそのものはまあいいとは思うのですが、そのことに関しての言及が全くなかったので不信感に駆られて危うく本を投げるところでした。で、読み終わってから気付いた…

「富士山文化-その信仰遺跡を歩く」竹谷靭負

正直なところわりと面白かったものの、江戸以前の富士関係の信仰に関して全く触れられていなかったので残念かも、と思っていたらば、そもそもそのすぐ側まで行っていたというのに「ミーハーなものには関わらない」とばかりに得意満面で素通りしていてさすが…

『奈良市史』通史3

この巻は通史の中で最初に完成した、というのは図書館で検索している時点でなんとなくわかっていたんですが、通史2巻の終わりの辺りで松永秀久とその主家であった三好家との争いで東大寺が燃えてから(一応この巻にも言及はあるものの)、江戸時代を産業を…

「女性天皇」滝浪貞子

基本的には女性天皇というのは「つなぎ」の存在であり(通常の天皇と全くの同格だった、という意見には反対の著者さん、ただし、権威や権力そのものがなかったはずだ、という論説にも反対)、要するにその本命となる対のような存在がいるのだ、ということを…

「江戸300藩 物語藩史 北陸・甲信越篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 北陸・甲信越篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/05/08 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る んー、まあ悪い内容ではないんですがちょっとやっぱり前田家加賀藩に関してが物足りないかな、前…

「藤原京千三百年-飛鳥・奈良の宮都」小松左京/石倉明

まあ最近ちょっとばかり古代史において瓦脳になっていまして(一番客観的に分析出来るの瓦だと思う、まず瓦で事情を絞っておいてから判断するのがいいんじゃないかなぁ)この本を手に取ったのも正直なところ「藤原京が瓦屋根が始めて導入された都市だから」…

「近江から日本史を読み直す」今谷明

まず琵琶湖がありまして(滋賀県も近江も、琵琶湖をメインで認識したほうが早いわ正直)、琵琶湖そのものが北陸すらの水運によって近畿圏とつながり、その北側の湖畔に七道である東国と通じる東山道と北陸道が合流、そこに便利だからって東海道が寄せられて…

「聖徳太子と鉄の王朝-高句麗からよみとく飛鳥」上垣外憲一

最近ちょくちょく物部氏だとか、蘇我氏に関しての記述を見ることがあるんですが、えーと、先に蘇我氏と対立して滅ぼされたのが物部氏で、「大化の改新」で倒されたのが蘇我氏、でしたっけか(中大兄皇子と藤原鎌足とが結託したという)。で、えーと、仏教の…

「出雲と大和-古代国家の原像をたずねて」村井康彦

この本を読んでいてびっくりしたのが「興」の字はもともと国府という意味であり、ということと(奈良にある興福寺ってそう受け取っていいのか、時代的に関係ないものもあるとは思うもののその時代が近い)、それとあれですね、古代の吉備が出雲と国境を接し…

「江戸300藩 物語藩史 近畿篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 近畿篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/03/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る ここまで読んできて東北は多分伊達家の仙台藩、関東は水戸徳川家の水戸藩、で、北陸は飛ばされてるので(…

『奈良時代MAP-平城京編』

平城京と表現する時はわりとだいたい「平安京以前」ということになることが多いのですがわりとこの本もそんな感じ、都の範囲が小さいというか、天皇一代で宮をいくつか作るよみたいな程度の話っぽいんだよね。で、この本の中でも触れていた藤原京は中核部分…

「冶金考古学概論」神崎勝

そもそもこの冶金(治だと思ってましたw)という単語の意味を読み終わったあとも知らなかったので今検索してみたんですが、鉱石から金属を精製、加工すること、と挙げられていたんですが、砂金も含めていいものかどうかがちょっとわからない…。あと、私には…

『奈良市史』通史1

さすがになんで唐突に『奈良市史』を読み始めたのかというと、興福寺という奈良にある寺のことを調べようと思ったらばあまり良い資料がなく(さすがに大きな寺なのであるにはありますよ)、参考文献を眺めていたらば挙げられていたのが市史だったから、とい…

「江戸300藩 物語藩史 関東篇」山本博文・監修

江戸三〇〇藩 物語藩史 関東篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2015/01/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 北海道・東北篇に続いての刊行ではないかと思うんですが、ここまでは北から順で、このあとは近畿になって…

「京都のお寺神社謎とき散歩-歩いて訪ねる古都のご利益さん」左方郁子

まあ正直なところこの人の「お寺神社」ではないほうの『京都謎とき散歩』を読んでいた時には出版年のわりにはというか、だいぶ更新されていない内容に面食らったようなところはないでもなかったものの(しかしそもそも、お寺神社ではないほうの巻ですでに結…

「江戸300藩 物語藩史 北海道・東北篇」山本博文・監修

江戸300藩 物語藩史 北海道・東北篇 (歴史新書) 作者: 山本博文 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2014/11/06 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る まあざっくりこの前に読んでいた「外様大名」が面白かったんでもうちょっと読んで…

「神武と応神「祟り王」の秘密」新史論/書き替えられた古代史2、関裕二

あれですね、私1巻の内容を勘違いしていて北九州に大和の出先機関があると主張していると思っていたんですが、北九州にヤマト政権と同じ形式のミニ施設があったことをその根拠として「我々こそが倭国(ヤマト)の支配者である」と偽称した卑弥呼率いる邪馬…

「武士と荘園支配」日本史リブレット24、服部英雄

武士と荘園支配 (日本史リブレット) 作者: 服部英雄 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2004/10 メディア: 単行本 クリック: 10回 この商品を含むブログ (2件) を見る これがなんの本か、ということを改めて考えた時に(要するに武士に関わる環境を上から…

『日本の美術216 大宰府跡』石松好雄・編

そもそもこのシリーズが「日本の美術」だったのでどういう観点で大宰府が扱われているのかわからなかったんですが、うーん、特にデザイン方向からのアプローチではなくて普通に遺跡発掘メインということでいいのかなこれは。考えみれば古代史に関してや遺跡…

「京都謎とき散歩-古都1200年のロマンを訪ねて」左方郁子

すごく正直、読み始めた時点のオカルト絡みの話なんかはそんなに悪いとは思わなかったんですが政治絡みの話がなー、なんともなぁ。日野富子のことを再評価するみたいなところは悪いとは言わないんですが(だってあの人、応仁の乱の初期には争う理由がそもそ…

「外様大名40家-「負け組」の処世術」榎本秋

外様大名40家―「負け組」の処世術 (幻冬舎新書) 作者: 榎本秋 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2010/11 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (3件) を見る 大雑把に新書は軽めおやつとして読んでいるのでそれほど手に取ったことに大した意…

「斧の文化史」考古学選書6、佐原真

とりあえず話の基本になるのが石斧と鉄の斧による作業時間がだいたい4倍程度の差しかない、というところになるのではないかと思うのですが、このあとに読んだ本で見た打製石器(これが俗に言う旧石器時代)と研磨石器(新石器時代)の違いだとどのくらいに…

「「神と鬼のヤマト」誕生」新史論/書き替えられた古代史1、関裕二

とりあえずほぼ全面的に受け入れられそうなのが纏向遺跡(邪馬台国の有力候補の片割れ)が平和的に形成されたんだと思うんだよね、という部分、これは今までの説も遺跡もきちんと踏まえてて正直わかりやすい。で、明言されているというほどではなくても邪馬…

「秀吉の朝鮮侵略」日本史リブレット034、北島万次

秀吉の朝鮮侵略 (日本史リブレット) 作者: 北島万次 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2002/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (2件) を見る そもそもさすがに愚行として教科書でも挙げられていたので記憶にはあったも…

「京都洛西・洛北散歩22コース」京都史跡見学会・編

この前に同じシリーズの「洛中散歩」を読みまして、あともう少し京都の地形に関わる本を、と図書館を検索していたら「洛東・洛南散歩」が出てきていたので次はそれを読んでみたいかなと思います(予約済み)。それと凸凹地形本と、古地図も予定中。で、大雑…

「古代を考える-近江」水野正好・編

これと前後して京都の洛北・洛西の散歩本を読んでいたんですが、洛西の辺りを語っているうちに近江の地域と話が混ざってきて「近江の散歩本で紹介していますのでそちらも是非」みたいなことになっていましたし、あと、ここの中に出てきた氏族が「愛知」って…

「天下の副将軍-水戸藩から見た江戸三百年」長山靖生

そもそも水戸徳川家が御三家になったのが一番遅かったというのはちょくちょく話に聞いているものの、「御ニ家」ってわけでもないだろうしなぁ、と半ば冗談のように考えていたんですが、あ、徳川家と紀伊徳川家、尾張徳川家で御三家だったのか、納得。初期の…

「京都洛中散歩21コース」京都史跡見学会・編

基本的にだいたいこの手の本を読む人はそうだと思うんですが、なにも歴史雑学を手に入れるつもりではなくて土地の起伏やつながり、連続性に関して読めたらいいな、というのが動機なんですが(これ、自分が好きなコースを見つけるのが主題であって、一日多く…

『日本の美術66 古代の瓦』稲垣晋也・編

日本の建築においては「屋根」に対しての拘りがあまりないのですが(西洋建築だとまあまずそこがメインなんだよね)、むしろこの瓦が圧倒的すぎて他の選択肢があまり一般的ではなかったというのが要因としてあるのかもなぁ。てか、なんで西洋では瓦が一般的…

「首都江戸の誕生-大江戸はいかにして造られたのか」大石学

江戸が首都であったと見做していると言うと「そもそも首都とはなんぞや」という疑問が出てくるのはどこの国の歴史を見ていてもわりと当然のことなんですが(君主制であって君主の居住地と政治の中心地が違うケースもままあるし)(アメリカも意外と悩ましい…

「近代日本交通史-明治維新から第二次大戦まで」叢書・現代の社会科学、廣岡治哉・編

この少し前に読んでいた『日本交通史』が1992年(平成4年)に刊行されて、こちらの本か1987年(昭和62年)か。で、正直なところ現在2015年もそこまで進んだ分野とは言い難いらしいんですが、少なくとも個別論文くらいしかなさそうだな…。鉄道…