2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#6 サメ

ええとうん、アルさんに会わせれば早かったんじゃないかな? ということを主に思いました、19歳の時にサーフィンをしていただけで唐突に右腕を噛み千切られて、結局腕を失ったまま生涯をすごすことになり、まず釣りをしてサメを退治(強い;)。 その後に…

「ドイツの都市と生活文化」小塩節

各国一冊か二冊ずつ並んでたというそもそも図書館のチョイスなんですがこの本、イタリアはエッセイでドイツは学術文庫だったという、なんかその時点である程度の国民性が透けて見えるというか、やっぱりなー、とか笑っちゃいましたよ。 んで、丸々一説がイタ…

『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#5 ネコ

ここまで見てきての始めての治療失敗例だったのですが、というか、大概人間にとって縁が深い猫ですが、その恐怖心ってのは歴史に裏付けられた正当なものといえるのかもしれませんね。しかしまあ、猫好きな人ってのは下手するとそういう野性味を失ってないと…

『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#4 クモ

基本的に日本には害のあるクモが少ない上、ゴキブリを食べてくれるということで(あと、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』とかもいいイメージよね)、益虫とされているということもあってこの回最初はよくわからなかったんですが。 よく考えたらセアカゴケグモなんて…

「帝都東京・隠された地下網の秘密」秋庭俊

正直ものすごく大雑把に「地下になんかある」というのは(別に地下鉄のある土地に暮らしたことあるけど、東京のは明らかに別物だよね、日常的になーんかおかしい)(大江戸線なんてホームから地上に上がるまでにすでに変じゃ;)、大抵の人は実感としてあっ…

「ギリシャ裏町散歩案内」稲尾節

歴史に裏打ちされて、山のような観光資源に恵まれたギリシャで(しかもそんなにミーハー嗜好でもないよね、古代ギリシャに偏るのが難と言えば難)(しかしこれは日本人に限らずそういう傾向あるみたいだしなぁ)、それ以外のとこにスポットを当てよーよ、と…

『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#3 コウモリ

正直なんと言いますかこの回は、「コウモリにさしたる危険性がない」ということを主張すればいいだけだったのになんでまたルビー財団のコウモリ大好きって感じの飼育員に延々とコウモリの説明をさせたのかが疑問なんですが、可愛いじゃないか。 たまたまフル…

「イギリス人はしたたか」高尾慶子

日本はイギリスの鉄道会社に資本をつぎ込み、尊敬されれば良かったのだ。 というのは、彼女のある意味での実感なんでしょうか、日本という国を飛び出して行ってしまい、あちらの年金支給年齢になることを心待ちにしている筆者さんの書いた、三冊目なのだとい…

『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#2 ヘビ

今回使われた治療はEFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)、ご当人は「針を使わないはり治療w」とおっしゃっていたのですが、ぶっちゃけてこれ暗示のテクニック入ってるよねぇ? 実際の行動を伴ってるほうが有効なことありますよね。 (約束を…

「メトロ誕生−地下鉄を拓いた早川徳次と五島慶太の攻防」中村建治

戦前唯一の地下鉄だった現在の銀座線(しかし、何度考えても別に路線作ってもいいと思うんだ、どう考えてもそれだけの財力あったよねぇ、なんだろう??)(最初っから狙い撃ちするみたいに作ってって「さあ、つなげよう」とか言われるとそら怖いわ;)とい…

『アニマル・ナイトメア:動物恐怖症』#1 ネズミ

まあ害獣ではあるものの、そして繁殖力が強くてちょっといろいろ(駆除ですとか病気予防とか)梃子摺りはするものの、身体的に“脅威”かというとそんなこともないネズミがテーマの回で、きっかけとなった事態も当人が覚えてるんですよね。 10歳の少女だった…

『クローズアップ現代』生き残れ 日本製造業(3“「新産業」を創造せよ”

基本的に日本の産業が強かった理由の一つとして、「基礎研究」を他国の、既存技術に頼ることが出来た、というのが言われているのですが(最近聞きませんが、別に日本に限った話ではなくなっちゃったんですよね、以降に続いたNIESとかASEANとか、中…

「氷の中の処女」修道士カドフェル6、エリス・ピーターズ

まあ正直、「良かったぁぁぁ、そんなことか!」と大変に安心したわけですが。 いや、少年ほど最悪のことは考えてませんでしたけど、半分くらいは考えてしまうじゃないですかやっぱり。責任を感じる気持ちもわかりますが、それはもう、彼のせいではないとしか…

「カナダ」目で見る世界の国々4、M・M・ロジャース

正直申し訳ないながら(例えば位置の情報時点でどこそこの大国の近く、という表現をすることはままあれど)、下手をすると国の特徴そのものを挙げる段階で「アメリカの隣」という表現がかなり上位で出てくることもないでもない国で。 日本のような様々なこと…

『クローズアップ現代』生き残れ 日本製造業(2“中国内陸に商機あり”

極めて大雑把に私が知っている範囲で物を言ってしまうと。 中国の産業に関しては(必ずしもそれが社会主義国だから、ということではなく)(中国はあくまで中央集権なのであって社会主義かっていうとどこかが違う、とは昔から指摘されています、むしろ日本の…

『クローズアップ現代』生き残れ 日本製造業(1“自動車 大転換への模索”

結局まあ、「安くて高性能」という無茶な要求がなされるようになったら日本のターンですよ! というのがコメンテーターさんのご意見だったのではないかと思うのですが、ものすごい褒め言葉のような、なんとも複雑な気分というか、なんでしょうかこの気持ち。…

『クローズアップ現代』2008年 新マネー潮流

ものすごく素直に面白かったです、サブプライムローン(語呂がよすぎて元の意味をたびたび見失います)問題に揺れるアメリカから資本が逃げたために消費が伸び悩み、世界全土にその影響が波及する中、成長著しい中東諸国のオイル・マネーがだぶつき。 なぜか…

『禁断の聖書』#3 ヨハネの黙示録

ヨハネの黙示録−Wikipedia ≪黙示録≫というのは基本的に発生したのは弾圧の時期、というところまでは確認の取れる事実であってそれ以外の解釈は自由、というか、ありていに言って「なにが書いてあるんだかわけわからん」という内容のものらしいんで…

『クローズアップ現代』変わる“世界の工場”中国 #2 日本企業 迫られる選択

前に読んだ金融関係の小説がベトナムが舞台で、確か≪アジア通貨危機≫を契機に日本の資本が一度引き上げられていたのではなかったかと思うんですが(小説ですが、金融小説はもともと情勢に関してはかなり忠実ですよね、実名の会社もありましたw)。 つーかこ…

『禁断の聖書』#2 キリストのライバル

ギリシャのアポロニウスにはイエス・キリストの生い立ちと酷似した伝承と生き返りのエピソードが、サマリアのシモンには空中浮遊の奇跡が、マリア崇拝の胸像はエジプトの女神イシスがモデル、ワインとパンを“血と肉”に見立てる儀式はミトラス教徒の秘儀。 あ…

『クローズアップ現代』変わる“世界の工場”中国 #1 外資の選別が始まった

沿岸部から内陸部へ、というのはなんだか新案のように紹介されていましたが、確か経済特区からしてそういうコンセプトで作られていたはずなので(沿岸部から川沿いに内陸部へT字の形で進展、そのままその中間の地域へ、という構想)、かなり古いというか訒…

『禁断の聖書』#1 テンプル騎士団

テンプル騎士団−Wikipedia テンプル騎士団というのは十字軍がエルサレムを陥落した後、一人の修道士が言い出して作られることになったのだという巡礼者たちを守るための騎士団、最初に与えられた本拠地がイスラエル(要するに後のユダヤ教)のソロ…

『アウトブレイク:病原発生と感染ルート』#6 ブタと殺人ウイルス

ニパウイルス感染症−Wikipedia 1997年ですとある程度はもうWHOに感染症の対応が整っていたと思うんですが、その舞台となったのが東南アジアのマレーシアの養豚業者が主だったこともあり対応が遅れ、地元の医師(どうも正規のお医者さまでは…

「貿易の知識」小峰隆夫

よくよく考えてみれば戦後施行された(今はもうないっす)“管理通貨制度”ってなにをしているのかは知っているつもりでも「なんのために」ということを今まで意識していなかったような気がするのですが。 それゃまあ、貿易やらそれに付随する(とも限らないわ…

「ガットからWTOへ−貿易摩擦の現代史」池田美智子

ものすごく大雑把にガット(GATT)というのもWTOというのも多国間の貿易の調整を行う組織で、まあ、正確に言うとガットのほうはあくまで「条約」であって常設機関じゃないんですけどね、ええもう、常設機関の構想はあったものの流産させられたっつー…

『アウトブレイク:病原発生と感染ルート』#5 フィラデルフィア、謎の病原体

レジオネラ−Wikipedia “在郷軍人の会”というよりもどっちかというと「数日間ぶっ続けで飲み続けるじじい集団」がキモだったのではないのかと思うのですが、朝鮮戦争が1950−53年で1976年にこの会が、ということになるとじい様率は低くはな…