2011-01-01から1年間の記事一覧

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#13 WHOにおける挑戦 健康課題への挑戦−その体制

かつて衛生機関に関しては第二次世界大戦前は国際甲州衛生総局(ワシントン)、国際公衆衛生事務局(パリ)、国際連盟保険部(ジュネーブ)とばらばら。 1945年にサンフランシスコ会議で専門機関の設立構想の立案。 1946年に国際保険会議にて世界保…

『爆問学問』#20 田中克彦(社会言語学)

“コトバから逃げられないワタクシ”が回タイトル、まあ要するに、人間は言葉を使うがゆえに言葉の範囲でなければ表現ができないのではないか。それは人間の表現の全てではないのではないかしら、というのがこの回の主な内容、だったかなぁ?(をぃ) ところで…

『週刊 東洋経済』2011年4月16日「徹底検証 鉄道被災」

2011年3月11日、東日本大震災における鉄道被災に関しての特集。 まあ正直、当日の運行状況を覚えてる人間は珍しいのではないかと思うのですが(小田急走ってたよねぇ、一度復旧断念とか言ってたけど結局)(あとゆりかもめが何故か翌日も復活しなかっ…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#12 WHOにおける挑戦 健康課題の現状

WHOというのは「世界保健機構」、世界の健康衛生に関しての責任を持つ機関で国連の下部組織の一つ。MDG(国連ミレニアム開発目標)の健康目標に対してもその活動主体と見做されています。 例えば1980年に天然痘撲滅宣言、他に河川盲目症(寄生虫疾…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#11 アメリカにおける健康づくり マネジドケアの成果と今後

日本では昭和36年(1961年)に「国民皆健康保険制度」が制定されたので、基本的に保健医療制度の範囲外になることがないが、大雑把にアメリカはこの手の制度はないんだよー、という大前提。ただこれ、大本は戦前の富国強兵の観点が始まりなのですかw …

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#10 アメリカにおける健康づくり 大規模緊急災害に対する公衆衛生の危機管理

対策が進んでいると一般的に考えられているアメリカに公衆衛生テロ対策について「大規模緊急災害対策の準備期」2001年9月同時多発テロ以前とに別けて語る会。 まずもともと、アメリカの大規模災害への対策としては各州を超えるような自然災害が主でその…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#9 アメリカにおける健康づくり 生活習慣病予防とコントロールの方法

まずアメリカの現状(当時)の死亡原因の比率を確認し、その中で死亡者数では比率が低いものの増加傾向にある糖尿病を取り出してその対策を、という順番に進んで行ったこの回なのですが、日本なんかもそうだけど医療体制の充実という段階はすでに越えてるっ…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#8 アメリカにおける健康づくり アメリカの公衆衛生システム:母子保健活動を例に

第1期独立戦争終結〜南北戦争、大雑把にイギリスとの戦争に勝って一つの国家としての体裁は手に入れたものの、まだ未熟だったアメリカという国の中では、国民の健康に付いての管理は国家ではなく自治体レベルが、まず隔離や検疫などの最低限の発想からじき…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#7 アジア各国におけるプライマリケア 日本−長寿社会における取り組み

WHOの呼びかけによって1978年、旧ソ連のアルマータにおいて“Health for All by2000(2000年までにすべての人々に健康を)”という宣言。 (インドやタイなんかではこれに直接呼応した政策がありましたよね。) 日本では1878…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#6 アジア各国におけるプライマリケア フィリピン−医療制度改革とプライマリケア

正直申し上げてびっくりするほど要領の悪い先生っていうか解説者(と呼びたい;)の方だったんで、とりあえず、一番伝えたったのだろう、現在のフィリピンでは先進国特有の食事の問題に由来する生活習慣病と、発展途上国の抱える問題である感染症との問題と…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#5 アジア各国におけるプライマリケア アフガニスタン−目下の急務:公衆衛生分野の人材育成

東南アジアが続いた4回までと変わってパキスタンとイランに挟まれたアフガニスタンの回、現在戦時下からの脱却中なんだよ、というところからまず始まります。 首都はカブール、人口は3千万人、人口増加率は約4%で高め。都市人口率は25%。 15歳未満…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#4 アジア各国におけるプライマリケア インドネシア−マラリアの現状と対策を中心に

複数の島からなり、東西に長く伸び、国内で2時間の時差があるというインドネシア。 マラリアはハマダラ蚊が媒介する、島により、同じ島の中でも異なる環境で異なるマラリアが流行するのか。というか今までの先生と違ったんでちょっとびっくりしたんですが、…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#3 アジア各国におけるプライマリケア インド−人口との闘い

人口増加が前年比1.2倍から下げ止まらない…(タイとベトナムは近年で増加率が減少の傾向がありました)、挙げ句に都市人口増加率が1.5倍ですか。 おまけに合計特殊出生比率も都市部では減少したもののまだまだ結構高い。 幼児死亡率も東南アジアで比べ…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#2 アジア各国におけるプライマリケア ベトナム−予防と治療・公と民・西洋医学と東洋医学の連携

ドイモイという改革を経て近代化が図られました、その一貫で保険政策10年計画が。 タイもだったけどベトナムも国の人口増加よりも都市の人口増加率のが高い。感染性疾患は減ってます、非感染性の疾患が代わりに増加。平均寿命はだいたいタイと同じレベル。…

『国際共生に向けた健康の挑戦’08』#1 アジア各国におけるプライマリケア タイ−健康増進へのあゆみ

んーと、まず番組の冒頭でチュラロンコン国王(ラマ5世)の彫像が紹介されまして。 なんでもこの方は一番有名なタイの国王で、その息子のマヒドン王子はハーバード大学にも学んだ“タイの近代医学の父”と呼ばれているようで。大学の名前にも残ってるらしいで…

『世界遺産』#583 慶州歴史地区(大韓民国)

慶州歴史地域−Wikipedia まあ、ぶっちゃけて“王”ってのは欧州ではそうでもないみたいですが(日本には王は古代にしかおらん、将軍が相当するかなと)、戦の先頭に立って指揮をする、という考え方があるもので、女王では周辺国に攻め込まれる! とい…

「西武鉄道・近畿日本鉄道−輸送力増強と経営多角化のジレンマ」日本のビッグ・ビジネス19、近藤禎夫/安藤陽

西武関係のグループがなんか不透明な資産を所有している、というのはまあ有名だろうと思うのですが、どっちかというと経営状態の効率化に関しては後半の近鉄と比べてしまうとインパクトが薄れてしまうというか、バス&鉄道を含めて大きめの事故が多発してる…

『美の巨人たち』ジャン・ミッシェル・バスキア「Untitled」(アメリカ)

ジャン・ミッシェル・バスキア−Wikipedia (1960.12/22−1988.08/12) ぶっちゃけて価値がよくわからず、晩年に「アフリカー」と当人がぶつぶつ呟いていたと聞いてああ、洞窟壁画! と納得してしまったのはひょっとして失礼だっ…

『爆問学問』#19 北岡明佳(知覚心理学)

“この世はすべて錯覚だ”ってまた太田さんが乗っ取ってるし。 いやまあ、この回については「メカニズムが謎」と研究者ご当人が言い切っておられるのである程度はしょうがないとは思うんですが、正直こう、一度二度ならともかく、そして心理関係の回ならともか…

『週刊 東洋経済』2011年3月5日号「鉄道最前線」

概ね毎回(というか毎年?)この調子らしいので、じゃあ逆に過去の特集は取り寄せなくてもいいやー、という頭の悪い安心の仕方をしてしまったんですが、東北&九州新幹線の開業は今年だけにしても、地方鉄道の経営状況については毎年やってるのかなぁ。 間違…

『美の巨人たち』ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」(イタリア)

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ−Wikipedia (1490頃−1576) 正直こう、“ヴィーナス”という単語を聞いた時に即座に女神と結びつかず。 本当に実感したと言えるのは下手をしたら上のWiki項目からこの作品の元になったと言われているジョ…

『世界遺産』#582 タムガルの考古的景観にある岩絵群(カザフスタン)

サカ−Wikipedia うーん、中央アジアっていうか、遊牧民の回っていまいちピンと来ないというか、残っているものが少ないので時代がバラけること自体は仕方がないんですが(そして建築物が残らない、ということを実感したのはこの番組でしたし)、な…

『世界遺産』#581 ビスカヤ橋(スペイン)

ビスカヤ橋−Wikipedia 欄干と橋げたのみというちょっと変わったその橋は、なんでも人や車までがゴンドラで行き来するのだという“運搬橋”、他にどの程度この橋があるのかはわかりませんがとりあえず世界で初めて造られたものなのだそうですよ。 とこ…

『爆問学問』#18 高薮縁(気象学)

“人類の明日は晴れか雨か?”という内容に、どっちかというと乗っ取られてしまったというかなんというか、もうちょっと縁の薄い学問でしたので、技術的な話になると嬉しかったんですが「沈黙の春」まで引き合いに出し。 農薬が昔安全だとされていたように、今…

『世界遺産』#580 ニサのパルティア時代の要塞 / 国立歴史文化公園“古代メルヴ”

メルブ遺跡−Wikipedia とりあえずトルクメニスタンってなに? という母上の言葉がまず実感なんですが、中央アジアの旧ソ連邦の国で、んー、民族的にはペルシャとかトルコに近いのかなぁ。 シルクロード(正確ではない、と言われてますがわかりやす…

『鉄道ジャーナル』2010年2月号「特集 巨大ターミナル新宿の現在」

読んだのがだいたい1年ちょっとあと、ということになるのかな?(2011年4月) さすがにその間に大きく変わったこともないように思いますが、今後予定されている事情と言ったらせいぜい西武−メトロ副都心−東急の乗り入れ計画くらいでしょうか。 もとも…

『美の巨人たち』川端龍子「鳴門」(日本)

川端龍子−Wikipedia (1885.06/06−1966.04/10) アメリカのボストンに絵画の勉強をしに行ったらば、その仲介をしてくれるはずの人に騙されて(酷いことを;)、ふらふらととりあえず美術館だけでも見て帰るか、という彼が出会…

『食彩の王国』#213 湯葉

ゆば−Wikipedia えーと、湯葉ってのは豆乳に熱を加えることで成分中のたんぱく質と脂肪が熱変化して起こる現象をラムスデン現象と呼ぶみたいなのですが(Wiki先生)、牛乳の膜もこれと同じ原理でいいみたいですね。 基本的に中国の古代で生まれ…

「「民都」大阪対「帝都」東京」原武史

話はまあいきなりお召し列車だか行幸だかから始まるのですが(要するにこれが明治天皇の場合by関東)、それが大正天皇の時代に関西域まで及び、その時点では概ね国鉄路線のみを使って行われたそれが、次の昭和天皇の時代までに一部私鉄を利用するようにな…

『食彩の王国』#212 ネギ

ネギ−Wikipedia で、えーと、番組で取り上げられていた白ネギって結局、ラーメンに盛られていたのと中国で油に香りを移すために炒られていたのだけかなぁ? ネギは種類の多い品種なのだそうで、もともと中国の西部から暑さに強い青ネギが関東へ(多…